再びフィギュアですみません

December 23, 2013, 9:20 pm

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再びフィギュアですみません仕方ない。この３日間というもの、日本中の多くの人がフィギュアで涙し、感動し、魂を揺さぶられたのではないかと思う。私もその一人だ。終わってみて、しみじみ思うのは、女性の強さ！そして、ライバルとなる仲間がいることの大切さ。「続けること」の意味。とても語りつくせない。しかし。あの高橋大輔選手の、FS。冒頭の４回転ジャンプを２つとも失敗したあとの演技は、神がかっていた。おそらく状態は最悪で、足の傷も、手のけがも痛かっただろうし、「これでもう五輪はない（かも）」という絶望感の中での演技だったろうに、はっきりと彼が、「これが最後の演技になる」という思いですべっていることが伝わってきたあの４分間。あれは、ひとつの奇跡だったように思う。高橋選手が悲痛なインタビューで語っていたように、「これで最後」「今まで応援してくれてありがとう」そして、なによりも自分自身のスケート人生に対しての惜別の思い。そんなものが、ほんとうに見ている人の多くの心の中に流れこんできたのではないか。フィギュアでも、新体操でも、よく「伝わる演技をしたい」と選手は言う。「なにかを伝えたい」と言う。そして、その技術に長けた選手のことを、「表現力がすぐれている」と評したりする。しかし。「伝える」のではなく、「伝わる」ものもあるんだ、と今回、高橋選手だけでなく、村上佳菜子選手のSP、鈴木明子選手のSP、FS、織田信成選手のFS、町田樹選手のSPなどを見て思った。素晴らしい演技は、ほかにもたくさんあったが、「伝わってくる」という点では、これらの演技は格別だった。もちろん、高橋選手のFSも。ふと、青森大学の2009ジャパン団体の演技を思い出した。あの演技は、早逝した先輩への追悼の気持ちを込めた演技だったと後で知ったが、あのとき彼らは、「自分たちは、先輩がなくなったことをこんなに悲しんでいます」と、観客や審判に伝えようとしていただろうか。おそらく、そうではない。伝えたい相手がいるとしたら、それはその亡くなった先輩であり、あの演技は、観客に「伝えよう」とした演技ではなかったと思う。ところが。そういう演技だからこそ、多くの人に「伝わった」。彼らの悲しみも、決意も。だから、あの演技は伝説になったのだ。「伝える演技」と「伝わる演技」。こと、感動という面においては、後者に軍配が上がるような気がする。狙ってできるものでもないのが、難しいところだが。※ジムラブのギャラリーに「全日本選手権/エキシビション（国士舘大学）」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2013/12/24/2013-140/※ジムラブのギャラリーに「豊田国際/笹田夏実（日本）」をアップしました。 http://gymlove.net/gl/topics/gallery/2013/12/23/post-22/↑ほかに美濃部ゆう選手、ビクトリア・ムアーズ選手（カナダ）もアップしています。

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事務局年末年始営業のお知らせ

December 23, 2013, 8:09 pm

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いつもご利用有難うございます。年末年始の業務時間のお知らせです。当協会事務局は2013年・平成25年12月27日（金）で年内業務終了のため、2013年・平成25年12月28日（土）～2014年・平成26年1月5日（日）までは業務を行っておりません。お問い合わせは2014年・平成26年1月6日(月)にご連絡くださいますようお願い致します。<お問い合わせ>平日　10:00～18:00まで(※土・日・祝日休業) TEL:03-3481-2341

松山市ＰＴＡ連合会主催事業終了！

December 24, 2013, 4:12 pm

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平成２５年１２月２２日（日）松山市ＰＴＡ連合会主催、親子ふれあい事業「チャレンジ！未来のアスリート」が松山市青少年センターにて開催されました。２０１７年開催のえひめ国体にむけての事業で、午前の部・午後の部あわせて６４０組の親子が、バドミントン・ソフトテニス・卓球・ボクシング・新体操・体操・フェンシング・なぎなた・弓道・アーチェリー・ハンドボール・バレーボール・ライフル射撃などのスポーツにチャレンジしました。体操協会は、新体操フロアー・鉄棒・吊り輪・平均台を運動公園より搬入して高校生の演技を近くで見た後、実際に体験してもらいました。はじめて触れる器具や手具に子供たちも興味津々でとても楽しそうにチャレンジしていました。　　今回の準備・片付け・演技をしていただいた新田高校体操部・済美高校新体操部・聖カタリナ高校新体操部の皆さんありがとうございました。また、スタッフの皆様お疲れ様でした。

平成25年度新体操選抜大会（岐阜選抜）参加申込み関係書類

December 24, 2013, 5:03 pm

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平成25年度新体操選抜大会（岐阜選抜）参加申込み関係書類の書類をＷｅｂでお届けをします。　岐阜選抜に参加する都道府県体操専門部および参加監督用に用意された書類です。選手・保護者等のダウンロードは遠慮ください。　１，参加申込み関係（17P）　２，広告協賛・記念Ｔシャツの案内（6P）　３，宿泊の案内（7P）申込締め切り:平成２６年２月７日（金）必着※ケガ等により不参加の場合は参加選手の補充を行うことがあります。早めに事務局にご相談ください。

選抜大会記念Ｔシャツについて

December 24, 2013, 5:49 pm

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　平成２５年度高校選抜記念Ｔシャツについて、メーカーの厚意により、サポーターの方にも販売して頂けることになりました。　基本的はＦＡＸで申込み、ＦＡＸで申込みの確認、会場で代金の支払い・商品の受け渡しとなっています。　詳しい内容についてはメーカーの担当者に問い合わせをお願いします。　１，愛知選抜（体操競技）記念Ｔシャツ　２，岐阜選抜（新体操）記念Ｔシャツ　※このことについて全国・愛知・岐阜高体連への問い合わせ等は不可となっています。

新体操海外コーチ招聘　兼　選抜ジュニア国内強化合宿視察について

December 25, 2013, 11:28 pm

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下記日程にて「新体操海外コーチ招聘　兼　新体操選抜ジュニア国内強化合宿」を開催いたします。一般視察申込を受付ますので是非ご参加下さい！★視察についてはこちら★【期　日】 2014年1月11日（土）～13日（月）【会　場】味の素ナショナルトレーニングセンター（NTC）2F共用コート　〒115-0056北区西が丘3－15－1　　　　　【時　程】 1月11日（土）13:00～17:00　19:00～20:30 （受付12:30～12:50） 1月12日（日） 9:00～12:00　14:00～18:00　　（受付8:30～8:50） 1月13日（月） 9:00～12:00　13:30～16:30 （受付8:30～8:50）＊受付は味の素ナショナルトレーニングセンター（NTC）1Fロビーにて行います。＊受付時間を超えますとセキュリティの関係上、入場できなくなります。ご注意ください。【目　的】①海外からコーチを招聘し、将来日本を背負ってたつジュニア選手の強化にあたる。②強豪国の指導法を学び、指導者の育成にあたる。【参加対象】①平成26年強化選手②①の所属コーチ　＊①の選手については、常務理事会（1/15）後、WEB上に発表いたしますが、選抜された選手の各所属には内定が通知されております。【招聘コーチ】コーチ／アンナ・ベッソノヴァ（ウクライナ）★視察についてはこちら★

今年も残りわずか・・

December 26, 2013, 12:13 am

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2013年も残りわずかとなりました。振り返ればこの一年も色々な事がありました。 1/26に初の舞台BLUEを開催！BLUE閉幕そして３月の全国選抜大会を皮切りに大会シーズンに突入し、全日本ユースチャンピオンシップ、青森県春季大会、青森県高校総体、東北高校選手権大会、佐賀インターハイ、青森県新人大会、東北選抜大会、全日本選手権大会と怒濤のスケジュールにひたむきに向かう！インターハイ個人で永井の準優勝！しかし団体では痛恨のミスで涙を流しました。しかし３年生最後の全日本では２日間ノーミスの演技で有終の美を飾り最後はうれし涙をながせた事。 9月から13本の県内小中学校で演技会！そして青森大学＋デザイナー三宅一生企画の特別公演「青森大学新体操部」もありました。その公演からの映画FLYING BODIES。個人的には前厄でしたので周りから気をつけろと言われ続けてきた１年。（来年本厄なのでもっと気をつけろと言われるでしょう・・笑）一つだけ言える事は・・生きてる！！！といえる充実感でしょうか！私も選手もとにかく前進、前進、前進の日々を過ごす事ができました！クリスマスイブの日に全員で反省会及び来年の決起会を開催し、練習収めとしました。そして来年はBLUE VOL,2の開催！！我々の今年度の挑戦はまだまだ終わりません！皆様、よいお年を迎えた後はBLUEでお会い致しましょう！

2014テレビ信州杯事前企画④　アジアジュニア日本代表選手

December 26, 2013, 4:37 pm

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2014テレビ信州杯事前企画④　アジアジュニア日本代表選手 12月25日に行われた「アジアジュニア選手権日本代表団体チーム選考会」では、日本女子体育大学系クラブチームの合同チーム「ESPERANZA」が見事１位となった。そして、この日、同時に行われた個人選手のコントロールでは、全日本選手権で選出されたアジアジュニア代表選手（該当年齢の選手の中での上位４人）が、４種目の演技を行った。アジアジュニア選手権が、2014年2月開催で準備期間があまりないため、少しでも多く実戦に近い感覚での演技の機会を設けるための試みだったようだが、なんと、この代表選手たち、年明け早々には、テレビ信州杯にも出場する。それも、フープ、ボール、クラブ、リボンの４種目すべてに出場とするというから、おおいに楽しみにしておいてほしい。ここで、アジアジュニア日本代表選手４名を紹介しておこう。●立澤孝菜（イオン） 2013年全日本選手権個人総合16位。この写真でもわかるように、とにかくかかとが高く、線の美しさでは目を引く選手だった。長野県出身で、現在は、日本のトップチーム・イオンで活躍中。今シーズン後半になって、ブレイクした選手だ。全日本ジュニアでは、やや不安定さの見える演技だったが、全日本では大学生、社会人など有力選手がひしめくなかで、かえってのびのびと演技できていたように思う。とくに、ボールでは、13.500の高得点をマークし、潜在能力の高さを示した。 12月25日のコントロールでも、代表選手４人の中ではトップの成績をおさめ、成長著しい。地元長野で行われるテレビ信州杯に対しては、思いもひとしおだと思われ、素晴らしい演技を期待できそうだ。●鈴木歩佳（NPOぎふ新体操クラブ） 2013年全日本選手権個人総合17位。全日本選手権では、クラブで5位となり、種目別決勝にも進出。決勝でも会心の演技で、13.700の4位。身体能力の高さには、小学生のころから定評があったが、ぽかんと大きなミスをしたり、１つのミスから崩れていくような演技になってしまうこともある選手だったが、このところ安定感をぐっと増してきた。常に高い位置でかかとをキープできる選手で、それだけに演技が軽やかで、ジュニアならではのキュートさが魅力の選手だ。●五十嵐遥菜（NOVA新体操クラブ） 2013年全日本選手権個人総合22位。現役選手や指導者の中にもファンの多い個性的な選手だ。この選手の魅力はなんと言っても、その「踊り心」。さらには、動きの伸びやかさ、手具操作の思い切りのよさ、そして、独自の世界観を伝える力など、惹きつけるものをたくさんもっている。とくに、クラブとリボンは、すばらしいプログラムなので、テレビ信州杯では、ぜひよいパフォーマンスを見せてほしいと思う。●植松桃加（エンジェルRGカガワ日中） 2013年全日本選手権個人総合27位。チャイルド選手権で入賞したときには、その圧倒的な美しさで観客を魅了した。現在も、手具のミスが出てしまうこともあるが、バレエを彷彿とさせる動きの美しさは健在だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜撮影：榊原嘉徳 / 清水綾子＞※ジムラブに、「アジアジュニア選手権日本代表団体チーム選考会」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/26/post-64/

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こちらの活動も!!!!

December 26, 2013, 11:30 pm

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2013年も残り数日となりました。前回の更新はドイツから３年生の谷俊太朗がしてくれました〜(^^)みんな頑張っているようでなによりです♪・・・遼はこれから頑張るはず......(笑)さてさて、ドイツメンバーも頑張っていますが、こちらもBLUE VOL.02に向けて着々と進行しております！！先日は、キッズ・高校生・大学生で合同練習を行いました(^^)キッズ・高校生・大学生が一緒になって１つのことに取り組めるのがBLUEです♪学生、高校生はBLUEの意義を理解しているので当然その練習も真剣になります。キッズの子どもたちはお兄ちゃんたちにつられて真剣です！！お兄ちゃんたちが考えて、キッズに教える♪キッズの子どもたちにとっても学生・高校生にとってもこうした時間はとても貴重なものです。覚える難しさ、教える難しさ。やっている選手たちだから味わえることです。 BLUEを創り上げて行く過程自体が、どこにもマネできないトレーニングになっているのではないでしょうか？(^^)２月のBLUE VOL.02に向けて青森勢みんなで進行しています(^^) 2013年も残り数日ですが、皆様お身体に気をつけておすごしくださいm(_ _)m年末年始の暴飲暴食にはご注意くださいね！！(笑)これからも青森大学一同がんばります！！※使い回しですが、今年で１番好きな写真なので載せちゃいました♪ BLUE VOL.02 　→http://www.blue-aomori.com/ 'FLING BODIES' 　→http://flyingbodies.jp/

2014テレビ信州杯事前企画⑤　ぎふ男子たち

December 28, 2013, 10:04 pm

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2014テレビ信州杯事前企画⑤　ぎふ男子たちあくまで結果だけでいうならば。ぎふ男子たちにとって、今年は、少し悔しさの残った年だったのではないだろうか。１年前の今ごろ、ぎふには全日本チャンピオンが３人いた。ジュニアチャンピオンの安藤梨友。高校チャンピオンの臼井優華。社会人チャンピオンの福士祐介。しかし、今年は。ジュニアチャンピオンの安藤梨友だけだ。臼井優華（中京大学）は、今年から大学生になった。高校時代に勝ち続けていたからと言って、大学生になったとたんにインカレチャンピオンになるというのは容易ではないだろうということは、臼井も十分承知していたと思う。だからこそ、「高校時代の延長」ではない演技をしようと、試行錯誤している様子はうかがえたし、その成果も見えつつあったように思う。が、それが結果に反映されるにはもう少し時間がかかる、ということなのかもしれない。また、今年の臼井優華は、試合でいくつかのミスを犯した。高校時代は、本当にミスがなく、その実施の確かさが、強さの裏付けになっていた選手なだけに、西日本インカレ、全日本インカレ、そして、ジャパンでも、ほんのわずかとはいえ、「ミスした！」と思わせるレベルでのミスが出てしまったことは、常勝だった高校時代とは少し違っていた。でも、それも、これからの彼のことを思えば、決してマイナスではないと思う。高校時代には望んでも得られなかったものを、この１年で彼はたくさん経験できたと思うから。負けを経験したからこそ、感じられる悔しさや、もう一度勝ちたい！　と思うからこそ得られる欲もあるはずだ。この１年間の経験が、これからの臼井優華という選手をどう変えていくのか、興味深く見守りたいと思う。もう一人。ぎふ男子の中で、今年は、ものすごく悔しい思いをしたのではないかと思うのが、五十川航汰（済美高校）だ。インターハイでの彼の演技は、つい先日も、ある新体操関係者と話していたときに話題になった。それくらい印象に残るものだった。攻めに攻めて、そして、それを完璧にまとめていた。たしかに、五十川の上には、小川晃平（井原高校）、永井直也（青森山田高校）という強力なトップ２がいた。だが、それでも、インターハイでの五十川の演技は、彼らよりも明らかに劣っていたとは言えなかった。勝ってもおかしくなかった。たしかに彼はそんな演技をしたのだ。今までとは明らかに違う演技だったのだ。それでも、結果は、「いつもと同じ３位」だった。物静かな印象の五十川が、おそらく初めてではないかと思うくらいの「勝ち気」を見せ、そして、やり切ったあのインターハイで、結果としては報われなかった。その悔しさたるや、いかばかりかと思う。でも、だからこそ。私は、来年以降の彼に期待したい。「悔しい思い」をたくさんして、その思いにしっかり向き合ってきた人間だけが得られる強さがきっとあると思うから。そして。現在、ぎふで唯一の「全日本チャンピオン」となったのが、安藤梨友（NPOぎふ新体操クラブ）だ。全日本ジュニア３連覇。ジュニアの中では卓越した存在だ。高校生になる来年からは、早くも「インターハイ３連覇なるか？」が話題になってしまう、そんな選手だ。ただ。全日本選手権では、そんな彼も、少しばかり悔しい思いをしたのではないかと思う。全日本選手権での安藤の成績は、個人総合18位。もちろんジュニア選手としては立派な成績だ。しかし、この試合での安藤には、ミスらしいミスもなく、タンブリングの強さや実施の正確性は、大学生や社会人の中に入っても決して見劣りしていなかった。それでも、よい種目でも得点は、9.100どまりだった。総合順位では、安藤よりも下にいる選手でも、大学生や高校生は種目によっては9.200は超える点数を出しているのに、だ。安藤梨友本人がこのことをどう感じているのかはわからない。だが、観客の中にも、どこかすっきりしないものを残す安藤の得点だった。あれほどの演技をしても、この評価、ということで、嫌気がさしてはいないか、と案じたりもした。でも、それも。安藤梨友が、この先、「これでもか！」という演技を見せてくれるための起爆剤になるなら、よしと思うしかないのかもしれない。来年、高校生になった安藤が、どんな演技を見せてくれるか。おおいに楽しみにしたい。それぞれに「悔しい思い」を抱えつつ、今シーズンを終えたぎふ男子たちの、2014年最初の試合が、テレビ信州杯になる。彼らの、次なる飛躍をぜひお見逃しなく！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜撮影：清水綾子＞※ジムラブに、「2013全日本選手権/JKの健闘②桑村美里（町田RG）」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/28/2013jkrg/

2013体操競技女子採点規則修正の通知

December 30, 2013, 2:14 am

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2013年12月13日付で国際体操連盟より2013FIG 採点規則の修正が届きました。条項内容の追加、削除、変更がありましたので日本語版採点規則の修正（2014 年1 月版）としてここに通知いたします。女子強化本部と協議により、この修正版は2014 年１月１日より国内競技会で適用いたします。修正内容を確認のうえ、対応をお願い申し上げます。詳細はこちらへ

2013私的MIP

January 1, 2014, 3:34 pm

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2013私的MIP新年あけましておめでとうございます。 2013年も新体操に明け、新体操に暮れました。昨年の６月以降は、本当に、生活のほとんどを新体操が占めている状態でした。このエネルギーをもっと違う方向に向ければ、我が家の経済状態なり、栄養状態なり、部屋の状態は、どんなにか改善されるだろう、と思いつつも、意地や使命感、そしてなによりも「好きだから」。とひたすらやってきました。このブログにしても、「ジムラブ」にしても、基本、ボランティアですから、正直、これだけ浸かっていると、ときには無力感に襲われたり、「なんで？」と思うこともあります。でも、そんな思いを吹き飛ばしてくれる演技に、出会えることがあるから、やはり、新体操を追いかけ続けているんだと思います。 2013年でいえば、名作、名演技は数あれど、いちばん私の印象に残っていて、いちばん私に勇気をくれたのは、全日本社会人大会、そして全日本選手権での「Re:make」の演技でした。全日本社会人大会での彼らの演技については、すでに詳しく書いているので、こちら（↓）を参照してもらうとして、2013年11月23日に彼らが見せてくれたミラクルについては、まだ書いていませんでした。じつは、2013年の総括として、12月31日に彼らの記事を書こうと思っていたのですが、かなわず、年も明けてしまいましたが、書いておきたいと思います。●全日本社会人大会の「Re:make」の記事 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/rg-lovers/daily/20131031公式練習のときから、彼らのチームは独特な空気を漂わせていた。とてつもなく真剣で、必死でありながら、どこか楽しそうなのだ。おそらく多くの不安も抱えているだろうに、「やったるぜ！」という意気込みもひしひしと伝わってくる。そして。彼らのサポートについている面々を見て驚いた。花園大学OBで西日本インカレでの優勝経験もある野口勝弘、現在シルク・ドゥ・ソレイユで活躍中の谷本竜也（花園大学OB）、野呂昴大（光明相模原高校OB）というそうそうたるメンバーだったのだ。さらには、ついさっきまで個人選手として全日本に出場していた内田秀晴も、臨時監督としてついていた。もともと、Re:makeは、固定した練習場所もなければ、それぞれが別の仕事をしており、勤務地も生活パターンも違う。そんな中で、とにかく新体操が好き！　やりたい！　の一念だけで、やってきているチームだ。それを知っている新体操人なら、きっと誰もが応援したくなるチームと言っていいだろう。そのうえ、今年は、社会人大会で、チームリーダーの大原朗生が、右膝前十字靭帯断裂という大けがをしてしまうという大ピンチに直面していた。かれらの窮地を知って、「なにか力になれないか」、そう思う仲間は多かったのだろう。大ピンチに見舞われていることには変わりない。全日本の１週間前に彼らの最後の練習を見に行ったとき、大原も、そして大原の片腕である宮川健太郎も、「ジャパンで、ちゃんと演技が形になるかが心配」だと言っていた。大原の右膝は、「運動できるようにするためには手術が必要」という状態だった。「タンブリングできない」自分は考えられない、と大原は即座に手術を決断した。が、すぐに手術してしまうと、さすがに１か月後の全日本のフロアに立つことが不可能になる。手術はする、だが、それは全日本が終わってからだ。その決断に、迷いはなかった。いや、本当は迷っていたのかもしれない。十分に動けない自分がチームにいることが、果たしてプラスなのかどうか。どんなにみんながいいパフォーマンスをしても、自分の存在が、得点面ではきっと足を引っ張る、チームリーダーだからこそ、そうなっていいのか？　という思いはあっただろう。しかし、その迷いは、仲間たちによってあっさり払拭された。大原抜きで全日本に出るという選択は誰の頭にもなかった。そうするくらいなら、チームごと出ない。彼らはそう決めていた。もとはと言えば、寄せ集めのチームだ。花園大学出身が宮川と同免木亮介、久納直也の３人といちばん多いが、あとは大原が国士舘大学卒業、田邊浩仁は、会津工業高校出身、高柳隆盛は、光明相模原高校出身で、現在大学生。「●●大学出身じゃなければ」なんてこだわりは彼らの中にはない。「新体操が好き！」それだけで十分。それだけの結びつきで、こんなにも深く、強く、彼らは「チーム」だった。そして、そんなチームだから、みんなが応援した。全日本選手権2日目。団体の試技順16番で、彼らのチーム名がコールされると、あの代々木第一体育館のあちこちから、声援が飛んだ。所属とは関係のないその声援は、学校ぐるみのそれとは違って、ややばらついていたし、整然としたものではなかった。ただ、それだけに温かく、熱く、会場全体が彼らを応援し、見守っている空気になった。あのときの、あの体育館の雰囲気は、ほかのチームではあり得ない。彼らだから。 Re:makeだったから。得られたもの、だった。その声援にも力をもらったのだろう。１週間前に練習で見たときとは見違えるような演技を彼らは見せた。とくに右膝をサポーターでぐるぐる巻きにして出場を敢行している大原。１週間前に見たときは、さすがに膝をまっすぐ伸ばすことが難しく、その影響はあちこちに見えていた。膝がまっすぐ伸びなければ、上挙ひとつ、胸後反ひとつ、美しく行うことはできないのだ。ベテランで、いつもならあれほどキレのよい動きを見せる大原といえど、そこは無理からぬことだった。だが、膝の状態を思えば、演技できているだけでも十分だ。それ以上を求めるのは酷だ、と思っていた。ところが、この日の大原は、伸びないはずの膝が伸びていた。１週間前とはまったく別人のように。なんて精神力。なんて回復力。さすがにタンブリングだけは、抑えに抑えていたが、あやうくスリーバックやってしまうんじゃないか？　と思うほどに、まるで怪我したなんて嘘のように、彼はフロアで躍動していた。同免木も、じつは社会人大会のときから、肉離れに苦しんでいたそうだが、彼もまた、大原の頑張りを目の当たりにして、まるで「自分のはたいしたことない」と言わんばかりに、なんのビハインドも感じさせない演技をやり切った。社会人大会から全日本選手権の間の１か月。もともと練習回数は多くないうえに、怪我人もいて、満足に練習はできていなかったはずだ。それでも、この日、全日本での彼らの演技は、すばらしかった。このうえない一体感があった。演技が終わって退場するとき、大原は感極まって泣いていたように見えた。人前で泣いたりは絶対にしたくないはずだが、きっとこらえきれなかったのだろう。その涙は、この舞台で自分が全力での演技をできなかった悔しさから、でもあっただろうが、おそらくそれよりも、もっと温かい思いからの涙ではなかっただろうか。最高の演技はできなかったかもしれない。でも、まぎれもなく、彼らがあの日見せた演技は、「最高に心に残る演技」だった。社会人でも、寄せ集めチームでも。練習場所や時間が満足になくても。こんなにやれる！　ここまでやれる！と彼らは示してくれた。「Re:makeみたいに」と、続くチームや選手が出てきてくれるんじゃないか。私はそんな期待をしている。男子だけではなく、女子でも。 2014年は、「社会人元年」になればいいと、私は心から願っている。願っているだけではなく、なにかやれることがあれば、今年こそは精力的にやってみたいと思っている。社会人にはまだまだ可能性がある。その可能性を、彼らが、Re:;makeが、まさに体を張って、見せてくれた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜撮影：清水綾子＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2014テレビ信州杯日程

January 4, 2014, 7:03 am

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2014テレビ信州杯日程いよいよ今週末に迫りましたテレビ信州杯（長野カップ）の日程をお知らせします。●1月10日（金）　開会式12：00　女子競技開始12：30（終了予定20：20）　　　　　　　　　　種目：リボン（Jr/Sr）、ロープ（Jr）、フープ（Sr）●１月11日（土）女子競技開始10：30　　　　　　　　　　種目：クラブ（Jr/Sr）、ボール（Sr）　　　　　　　　　　男子競技開始14：00　　　　　　　　　　種目：男子キッズ　　　　　　　　　　エキシビション17：10～●1月12日（日）女子競技開始9：00　　　　　　　　　　種目：チャイルド団体、フープ５（Jr）、クラブ10（Sr）　　　　　　　　　　男子競技開始11：45　　男子団体競技開始16：00　　　　　　　　　　種目：スティック、リング、ロープ、クラブ（Jr/Sr）　　　　　　　　　　種目：徒手団体　　　　　　　　　　エキシビション17：15～　　　　　　　　　　閉会式17：40ジムラブ更新情報※ジムラブに、「2013全日本選手権/JKの健闘③猪又涼子＆古井里奈」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/30/2013jk-2/※ジムラブに、「体操・新体操関連テレビ出演情報」をアップ。 http://gymlove.net/rgl/topics/2014/01/01/post-65/※ジムラブの体操ギャラリーに、「ザネッティ選手（ブラジル）」をアップ。 http://gymlove.net/gl/topics/gallery/2014/01/01/post-28/※ジムラブの体操ギャラリーに、「内山由綺選手」をアップ。 http://gymlove.net/gl/topics/gallery/2014/01/03/post-29/※ジムラブの体操ギャラリーに、「井上和佳奈選手」をアップ。 http://gymlove.net/gl/topics/gallery/2014/01/04/post-30/※ジムラブの新体操ギャラリーに、「内田秀晴選手」をアップ。 http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2014/01/04/2013-141/※ジムラブの新体操ギャラリーに、「廣庭捷平選手」をアップ。 http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2014/01/04/2013-142/

2014テレビ信州杯事前企画⑥　女子ジュニア団体＜上＞

January 5, 2014, 11:37 pm

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2014テレビ信州杯事前企画⑥　女子ジュニア団体＜上＞女子ジュニア団体の手具は、２年周期で変更されるが、2013から2014に向けては変更がない。今シーズンはじめば、手具も変わり、新ルールも導入と、かなり苦労もあったかと思うが、10月に行われた全日本ジュニアのころには、トップレベルのチームはかなり精度の高い演技を見せていた。全日本ジュニアまで進めなかったチームは、夏から次のシーズンを見越した練習をしているだろうことを思うと、１月のテレビ信州杯は、2014シーズンを占う絶好の力試しの試合となる。今年も53チームという多くの参加チームを迎えるが、全日本ジュニアにも出場していたチームも、少なくない。チームによっては、メンバーががらっと変わったりもしているだろうが、思い切ってチャレンジできるのがテレビ信州杯という試合の良いところだ。ステップ満載のはつらつとした演技の応酬を期待したい。●ジュニア団体（フープ×５）の主な出場チーム◆みなみ新体操クラブ◆調布RG◆Sonnet R.G.◆COSMOS◆千葉RG◆ASKA スポーツクラブ◆WingみさとR.G◆仙台ジュニア体育研究所◆草加ジュニア新体操クラブ◆藤岡新体操クラブ※ジムラブに、「男子新体操　in ラスベガス　～シルク・ドゥ・ソレイユ『ONE』」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/ob/2014/01/05/-in-one/

2014テレビ信州杯事前企画⑦　女子ジュニア団体＜下＞

January 5, 2014, 11:36 pm

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2014テレビ信州杯事前企画⑦　女子ジュニア団体＜下＞◆STELLA◆HEARTS◆WASEDA CLUB RG 新潟◆飛行船新体操クラブ◆WingなんまつRG◆町田RG◆となみRGクラブ◆ジャクパ東京◆山形RG◆ミュゼ新体操クラブ◆CAC RG◆アリシエ兵庫◆アンジュ◆サンシャインR.G◆CANDY. M. RG◆NPOぎふ新体操クラブ 53チームが出場するジュニア団体で有力とみられるのは、昨年10月の全日本ジュニアにも出場している町田RG、飛行船新体操クラブ、STELLA、山形RG、サンシャインRG、HEARTS、NPOぎふ新体操クラブ、となみRGクラブなどだが、どのチームも中３が引退していたり、メンバーを一新していたりするので、昨年実績では、今大会は占いきれない。いずれにしても、２シーズン目を迎えるフープ５団体だけに、演技もこなれてきているはずで、新年早々ながら、熱い戦いになりそうだ。また、2013年から導入された新ルールにのっとり、どのチームもステップを多用し、表情豊かに踊る傾向が強まっており、そこも団体演技の見どころと言えるだろう。とくにジュニアは、目先の成績にとらわれず、思い切った構成、表現に挑戦しているチームも多く、楽しく見られるに違いない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜撮影：榊原嘉徳＞※STELLA、となみRG、NPOぎふ新体操クラブ※ジムラブのギャラリーに「アジアジュニア選手権日本代表団体チーム/ESPERANZA」をアップしました。http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2014/01/06/esperanza/

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2014テレビ信州杯事前企画⑧　女子ジュニアクラブ対抗

January 6, 2014, 5:36 am

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2014テレビ信州杯事前企画⑧　女子ジュニアクラブ対抗ジュニアクラブ対抗では、まず1月10日（金）にロープ、リボンが行われる。●ジュニアロープまず、注目したいのは、全日本ジュニアにも出場していた夏井麻衣（華舞翔新体操倶楽部）、佐藤京香（NOVA新体操クラブ）、大西亜美（宝塚サニー新体操クラブ）だろう。さらに、表現力には定評のある森田真由（世田谷ジュニア新体操クラブ）、小柄ながら本番強さのある角田湖雪（町田RG）、クラブチャイルド選手権で活躍した海野晴子（アンジュ）などにも注目してみたい。長野県の選手では、昨年夏の北信越ジュニア予選で健闘した白井比登実（ブルーミングRG.A）、二木萌（松川ペパーミントベルA）、塚原青（ポーラ☆スターRG.A）に期待したい。また、小学生ながら動きの美しさで目をひく得能澪（WingまつもとRG.A）、相馬瑞月（WingまつもとRG.B）、長野県の徒手の大会で3位、クラブ2位となっている旗本葵（フェアリーRGクラブB）も楽しみな選手だ。●ジュニアリボン長野県の唐澤里沙子（フェアリーRGクラブA）、塩澤有紀（舞エンジェルスRG.B）のほか、奥山綺奈（山形RG）も、昨年の全日本ジュニア出場組。神山寧々（舞エンジェルスRG.Jr.A）、竹内瑠夏（レインボーRG.ちのA）、松澤菜々香（松川ペパーミントベルB）ら、長野県の小学生も、昨年の夏の大会では活躍しているので注目してみたい。 1月11日（土）には、クラブが行われるが、この種目は大変な激戦となりそうだ。●ジュニアクラブ全日本ジュニアにも出場していたのは、奈良岡未森（アンジュ）、大崎華世（山形RG）、亀井理恵子（世田谷ジュニア新体操クラブ）、小林秀圭（NPOぎふ新体操クラブ）だが、ほかにも注目選手が目白押しだ。クラブチャイルド選手権で活躍した大島唯花（M２三碓新体操クラブ）、谷川奈々穂（調布RG）、メリハリのきいたチャーミングな演技が魅力の関谷友香（CANDY M.RG）、能力の高さには定評のある大岩千未来（飛行船新体操クラブ）など、楽しみな選手が多い。また、長野県の選手では、小学生ながら素晴らしい表現力を見せる高野里香（WingまつもとRG.A）、昨年の夏の大会で活躍した佐藤瑠南（レインボーRG.すわA）、北原沙希（舞エンジェルスRG.B）、伊澤夢伽（舞エンジェルスRG.A）などに期待できそうだ。中学３年生の選手は、今大会ではかなりシニアに移行しているため、昨年までの実績にかかわらず、今回、ぐっと上位にくるジュニア選手も多そうだ。ぜひ、このテレビ信州杯を飛躍のステップにしてほしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜撮影：大塚達也＞※ジムラブのギャラリーに「アジアジュニア選手権日本代表団体チーム/ESPERANZA」をアップしました。http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2014/01/06/esperanza/

2014テレビ信州杯事前企画⑨　長野東高校

January 7, 2014, 2:21 am

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2014テレビ信州杯事前企画⑨　長野東高校「キセキの男子新体操部」長野東高校男子新体操部。男子の出場者が今とは比べものにならないくらい少なかったころから、テレビ信州杯には、ずっと以前から出場しているチームだ。インターハイには、ほぼ毎年出場している。ただし、あまり輝かしい成績を得たことはない。たしか団体競技では、最下位だったこともある。それもいたしかたない。女子の新体操は非常に盛んな長野県だが、男子新体操は、数年前までジュニアクラブがなく、長野東高校の男子新体操部員は、伝統的に「高校始め」ばかりなのだ。しかも、指導者もいない。顧問の佐治木先生は、ベテランであたたかみのあるよい先生だが、いかんせん専門は体操競技。「新体操の指導はなかなか…」と謙遜する。とは言え、体操競技と新体操なら共通する部分も多い。入部当時は、ばく転もできない部員たちが、いっぱしにばく転や宙返りができるようになっているのは、佐治木先生の指導の力もあるには違いない。しかし、男子新体操独特の団体競技や、手具を扱う個人競技となると、体操が本職の佐治木先生の手には余る部分はあるだろう。結果、「自分たちでやる」のが、長野東高校の基本だ。それぞれに。そして、先輩が後輩に教える。卒業生も教えにくる。毎年の団体作品は、卒業生たちの力をかなり借りて作っているという。そんな状況を反映して、申し訳ないが、現時点で、長野東は、「強いチーム」とは、言えない。 2013年10月7日。長野東高校の練習を見に行った。奇しくもこの日の練習会場は、ホワイトリング。そう。毎年、テレビ信州杯が行われているあの会場だ。メインアリーナではなく、サブのほうで、彼らは練習していた。部員は案外多い。団体も十分に組める人数いる。そして。なんと言っても、このチームの練習は、とても楽しそうだった。決して不真面目なわけではない。一生懸命やっているのは間違いない。が、笑顔が絶えない。仲間同士で。先生も一緒になって。じつに楽しそうにやっている。そうかと思えば、後輩の演技を見る３年生たちは、真剣そのもの。「強くなる」ことだけを望むなら、恵まれた環境でやっているとは言えないだろう。しかし、「高校生の部活動」としては、きわめて理想的、とも言えるのではないか。彼らには、程よく「飢え」がある。「もっとうまくなりたい」「もっと教えてもらいたい」自分たちが、そういう思いを抱きながらやってきた分、後輩たちに対する思いも深い。少しでも、後輩たちの力になりたい！その気持ちは強い。決して強いわけではない長野東高校の男子新体操部だが、じつは非常に歴史のある部だ。強くはないのに、なくならない。しっかり毎年、新入部員を獲得し、部を存続できている。「新入生の勧誘は大変なんです」と、彼らは言うが、獲得のコツは、「とにかく体験に来させること」だと言う。体験にさえ来てもらえば、なんとかして楽しい！　と思わせる。そして、インターハイを体験させれば、たいていの子が新体操に目覚めるのだそうだ。今いる部員たちも、ほとんどがそうだったと言う。その「なんとか楽しいと思わせる」姿勢が、この面倒見のよさに現れているように思う。すべての新入部員が初心者なのだから、まずは、すべて「教える」ところから始まる。彼らのやっていることは、受け身で、「教えてもらう」「勝たせてもらう」部活とはまったく違う。もとはと言えば、先輩たちの練習を見て、「楽しそう！」「かっこいい！」程度の気持ちで入ってくる部員たちの意識は、インターハイで変わる。「新体操ってこんなにかっこいいのか！」「全国には、こんなにうまい人たちがいるのか！」「自分もああいう風になりたい！」「頑張れば少しでも近づけるかもしれない！」高校に入学するまで、男子新体操を見たこともなかっただろう15歳のオトコノコたちが、そうやって新体操に夢中になっていくのだ。だから。彼らは、自分たちを新体操に出会わせてくれた新体操部をなくしたくない。ここまで繋いできた先輩たちの思いを知れば、なおさらそう思う。そして、毎年、春には、新入部員勧誘に必死になる。後輩を熱心に指導する。面倒を見る。そうして、この部は、ここまで続いてきた。多くの「新体操好き」を育ててきた。昨年のインターハイには個人でも出場した小橋史宏（３年）は、高校卒業後、「できれば大学で新体操を続けたい」と言った。新体操のDVDを見るのが大好きという小橋は、世の中にはうまい選手がたくさんいるということもよくわかっている。「ああいう風になりたい」と自分なりに努力した高校時代ではあったが、そこには大きな隔たりがあることもわかっている。それでも、「大学で続けるなら、自分が下手だとわりきれるので、頑張れると思う。」と前向きだ。「高校の部活では、自分たちでやるしかなかった。でも、だからこその楽しさもすごくあった。自分たちで考えて、自分たちのやりたいようにできることが、長野東の強みであり、弱みだと思う。」最後のインターハイが終わり、今は、「のびのびとやっている」という小橋は、3年間の部活をそう振り返った。希望通り、大学進学も決まった小橋は、テレビ信州杯にも出場する。大学でおおいに飛躍するためにも、テレビ信州杯でいいスタートをきりたいものだ。２年生の鏑木良平は、新歓で見た先輩の演技がかっこよくて入部した。新しい技ができたり、先輩にほめられたりすると、それがうれしくて、どんどん新体操に夢中になり、YouTubeもよく見て、いろいろな選手の演技を見尽くした。どちらかというと大柄な鏑木が、とくに好きだと言うのが、大坪政幸選手（青森大学）の演技だ。大坪選手の、のびのびとした大きな演技が大好きなのだそうだ。１年生のときは、怪我をしてしまい、十分に練習できない時期が長かったそうだが、それだけに今、新体操が楽しくてたまらないようだ。沢柳南も２年生だが、彼はいったん野球部に入部した。しかし、新歓で見た先輩たちの演技にひかれ、自分もやってみたいという思いが強く、野球部を辞め、新体操部に入部した。見るとやるとでは大違い。新体操は思った以上に難しく、やめたいと思ったこともあると言うが、インターハイを見て、周りの選手たちのすごさを思い知り、自分も少しでも近づきたいと思った。そう思うようになってから、新しい技に挑戦することも楽しく思えるようになった。鏑木も沢柳も、高校最後のシーズンを前に、今年はテレビ信州杯が最初の試合となる。そして、もう１人。長野東高校のOBで、現在は国士舘大学１年生の浪江誠弥もテレビ信州杯に出場する。浪江は、今年、学連をやりながら、自分の練習も積み重ねてきた。長野東高校出身なのだから、当然、「高校始め」だ。しかし、癖がなく、素直な、非常に良い体操をする。キャリアの浅さゆえに、手具扱いにはぎこちなさも残り、出場した社会人大会では、ミスも重なってしまった。が、まだまだうまくなりそうな「のびしろ」をとても感じさせる選手だ。心も体も、「まだまだこれから」。こんな選手が育つのが、長野東高校の良さだ。これまでも。そして、おそらく、これからも。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜撮影：清水綾子＞※浪江選手のみ

2014テレビ信州杯事前企画⑩　ポミエ新体操クラブ

January 8, 2014, 3:14 am

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2014テレビ信州杯事前企画⑩　ポミエ新体操クラブ「地域一体型クラブの底力」飯田市で活動しているポミエ新体操クラブの代表は、橋爪みつる先生だ。長野の新体操の牽引役と言える橋爪みすず先生と、あまりにも名前が似ているため、「親戚？　姉妹？」と思う人もいるようだが、とくにそういう関係はないらしい。ただ、同じ教員という職業をもちながら、新体操の普及・発展に尽力しているという点、パワフルでエネルギッシュで、やけにノリがいい点など、みつる先生とみすず先生には共通点も多い。そんなみつる先生が代表を務めるポミエ新体操クラブの練習を見に行った日、体育館にみつる先生の姿はなかった。学校で緊急事態が起きたとのことで、遅れて到着するとのこと。それでも、子どもたちも、保護者達もあわてることなく、練習の準備を進め、若いコーチの指導のもと、練習はごく普通に始まった。いつも忙しいみつる先生のクラブだ。こういうことにも、きっとみんな慣れているのだろう。驚いたのは、練習に子どもを送り届けてきた親御さんが、ずい分大勢体育館に入っていたことだ。それもそのはず、子ども達が練習を始めるのと前後して、親御さん達は一斉にマット敷きを始めたのだ。マットはもちろん、新体操用の正規のマットではない。ホームセンターなどに売っているジョイント式のマット。これを大量につないでなんとかマットの上で練習できるスペースを確保するのだ。マットは、何枚ずつかに分けて、各家庭に持ち帰り、次の練習のときはまた持ってくる。そのうえ、こうしていちいちマットを敷き、練習が終わればばらす手間も、ここの親御さん達は惜しまないのだ。子ども達のアップ、ストレッチを見ていると、段差をつけた開脚のときに使っている四角い箱には、それぞれにかわいらしいお手製のカバーがつけられている。自分のものが見つけやすいように、さらには、足を載せるときに痛くないように、という心遣いなのだろう。このクラブの練習風景を見ていると、いかに親御さん達の温かいサポートに支えられているかということが、伝わってくる。そして、どうして親御さん達がそんなにも支えてくれるのか、は子ども達の顔を見ていればわかる。ここの子ども達は、練習中、じつに楽しそうだ。体育館に来ること、体育館で体を動かすこと自体が楽しい！そんな顔をしている。それでいて、みんな新体操が大好きで、お姉さんたちのように美しく、かっこよく踊れるようになりたくて一生懸命だ。輪になってストレッチしていると、隣の子ができて自分にできないことがあれば、悔しくて唇をかんでいる。何が違うんだろう？　とじっと隣の子を見つめている子もいる。その楽しそうな顔も、悔しそうな顔も。とても自然だ。親は、子どものこんな顔を見るのが大好きだ。だから、応援したくなる。この日、見せてもらった小さい子達の練習は、とてもバランスよくいろいろなことをやらせていた。ストレッチや筋トレもあれば、みんなでわいわい楽しく踊る時間もあり、ジャンプやバランスなど、基本的なアップもやっていた。また、最後にはリボンの操作練習もあり、このときの子ども達の表情はいちだんとイキイキしていた。小さい子ども達にはリボンの操作は難しい。だが、だからこそ、子ども達は夢中になる。どうしたら、先生みたいにきれいにリボンが動かせるんだろう？と、興味津々にさまざまなチャレンジをしている。これが、「新体操の原点」なんだな。そう感じさせてくれる練習ぶりであり、子ども達だった。ちびっこ達の練習が終わってから、少し大きなおねえさん達のグループでは、バーレッスンも始まった。バーが始まると、それまでのわいわい元気いっぱいとはちょっと雰囲気が変わる。新体操大好き！　でエネルギーに満ち溢れている子ども達だが、やはりバーとなると、ちょっとおすまし。そして真剣だ。このとき、バーレッスンを見て、指導していたのは、このクラブに所属している高校生だ。この日は、３人の高校生が練習に来ていたが、テスト前だったため、自分たちの練習はさくっと終わらせて早めに帰っていたが、「新体操、自分でやるのも、教えるの大好き！」という子が残って、指導の手伝いをしていたのだ。この高校生達の、練習ぶりがまた素晴らしかった。本当に自分たちだけで、自発的に練習できる子達で、この日も誰の手もわずらわせず、時間を無駄にせず、それでいて楽しそうに練習していた。地元の高校の新体操部に所属しているというが、決して強豪校ではなく、学校では指導できる先生もいない。幼いころから通っているこのクラブチームに籍を置いて、練習に来ているという。彼女たちの演技は、高校生らしく、自分の色のよく出た演技だったが、それも各自、自分で考えた演技だった。おそらく、「強い選手」ではないのだろう。しかし、ちゃんと「新体操が好き」なまま、高校生になれた子達なのだ。そして、後輩たちの面倒も見る温かい気持ちももっている。こんな高校生が育つクラブなのだから、親も安心して預けられ、熱く応援もしてくれるのだろう。ジュニア選手たちは、ひととおりのアップをした後、あの親御さん達が敷いていたマットの上で、演技の通し練習をしていた。ここでも、高校生が後輩たちの演技を見て、アドバイスをしている。どの選手も、一生懸命やっていた。まだ中学生だが、もう中学生とも言える。少しずついろいろなことがわかってきている頃でもある。自分では頑張っているつもりでも、「試合」という場では思うような結果が出ないという経験も、もうしているのではないかと思う。それでも。ここの中学生たちには、あのリボンを無心に回していたちびっこ達に通じるひたむきさが感じられた。「どうせ」という雰囲気がないのだ。「新体操が大好き！」おそらく、その気持ちをなくさないこと、を一番大切にしてきたクラブなんだろうと感じた。だから、ちびっこ達はあんなにイキイキ。中学生もひたむき。そして、高校生は自立している。なによりも、親御さん達も楽しそうに関わり、支えている。この日、みつる先生は、学校でのトラブルが長引き、かなり遅くなって体育館に到着した。それでも大丈夫なのだ。このクラブは、それほど、みんなに支えられている。もちろん、そんなクラブに育ってきたのは、みつる先生のキャラクターに負うところが大きいことは間違いない。みつる先生の温かさ、大きさ、そして、豪快さ。それゆえに、地域のみんなを巻き込んで、このクラブのこの雰囲気を作りあげてこれたのだ。※ジムラブのギャラリーに、「アジアジュニア選手権大会日本代表選手/五十嵐遥菜（NOVA新体操クラブ）」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2014/01/08/nova/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2014テレビ信州杯事前企画⑪　女子シニアクラブ対抗

January 8, 2014, 4:52 pm

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2014テレビ信州杯事前企画⑪　女子シニアクラブ対抗シニアクラブ対抗は、１月10日（金）のフープ、リボンから始まる。●シニアフープ昨年の国体では、開催地だった東京の優勝に大きく貢献した高浦涼名（町田RG）、同じく東京国体メンバーで控えながらも急成長を見せた小嶋華子（駒場学園高校）、激戦区・岐阜を勝ち抜いてインターハイ個人代表となった渡辺友莉恵（NPOぎふ新体操クラブ）、国体の団体で驚異の追い上げを見せた兵庫チームメンバーの三好舞（須磨ノ浦女子高校）、インカレ22位の徳田優花（国士舘大学）などに注目したい。また、長野県勢では、夏の長野選手権ではリボンで３位入賞の下沢杏奈（WingまつもとRG.A）、全日本ユース、インターハイ、クラブ選手権などの全国大会でも目覚ましい活躍を見せた猪又涼子（ポーラ☆スターRG.A）、昨年は大会でのミスがやや目立ったものの、音楽と一体となった演技には突出した魅力がある三沢真希（日本女子体育大学）など、期待できる選手が多く出場している。●シニアリボンリボンは、注目したい高校生選手が目白押しだ。国体で見せた「Sing Sing Sing」のチャーミングな演技が印象的だった池村野乃佳（須磨ノ浦女子高校）、奈良県のメンバーとして国体にも出場した高谷美来（奈良文化高校）、高校選抜では東京代表として健闘した中城玲奈（世田谷ジュニア新体操クラブ）、国体でのリボンの演技が素晴らしかった国体東京チーム唯一の２年生・阿部麻由（駒場学園高校）などにはぜひ注目したい。そんな高校生たちの中でも、抜けているのが、全日本ユースやインターハイでも上位争いを繰り広げた桑村美里（町田RG）、池ヶ谷晴香（アンジュ）だ。本来の持ち味よりも、ぐっと表現力を増してきたリボンの演技は見逃せない。また、今年のインカレでは、16位と１年生としては上々のデビューを飾った飯村玲美（国士舘大学）、華のある選手で目を引いた谷亜以那（日本女子体育大学）ら大学生や、相変わらずのダイナミックかつ巧緻性のある演技で社会人大会を沸かせた糸川みなみ（NPOぎふ新体操クラブ）などの演技も楽しみだ。長野県勢も、国体では会心のリボンの演技を見せた折井里帆（ポーラ☆スターRG.A）、全日本ジュニアにも出場し健闘した児玉悠（ブルーミングRG）、清沢毬乃（WingまつもとRG.A）など期待できる選手が多く出場する。 11日（土）は、ボールの競技が行われ、シニアクラブ対抗戦の決着がつく。●シニアボール神奈川県のメンバーとして国体に出場した石川莉子（LUCE RG）、昨年はミスに泣いたが、表現力あふれる演技が魅力的な濱田夏歩（町田RG）、昨年は表現力、能力ともにすばらしかった昭和学院団体メンバーの久保美咲（昭和学院高校）、全日本ユースの好成績でジャパンにも出場した渡辺真帆（HEARTS）、中学生ながらジャパン12位と大躍進を見せた横山あかね（飛行船新体操クラブ）など、楽しみな選手が多い。また、長野県からも長野選手権のボール３位の内山愛（フェアリーRGクラブ）、長野選手権フープ、リボン２位の鹿田和見（WingまつもとRG.A）、インターハイ、国体などでも活躍した三澤奈々（ポーラ☆スターRG.A）らが出場。横山加奈（NPOぎふ新体操クラブ）も、今年はぐっと表現力が増した演技を、社会人大会でも見せていたので楽しみだ。＜撮影：榊原嘉徳←渡辺真帆、大塚達也←児玉悠、清沢毬乃、清水綾子←谷亜以那、三沢真希、飯村玲美、徳田優花、池ヶ谷晴香、桑村美里、猪又涼子、横山あかね、横山加奈、糸川みなみ、下沢杏奈、小嶋華子、濱田夏歩＞

2014テレビ信州杯事前企画⑫　男子キッズ選手権

January 9, 2014, 4:11 pm

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2014テレビ信州杯事前企画⑫　男子キッズ選手権今回が３回目となる男子キッズ選手権。今年のエントリーは77名と昨年の91名より少し減ってしまったが、３年間皆勤で出場しているクラブ、選手も多く、今後もより発展していってほしいと願わずにいられない大会だ。●４～６年の部年々レベルアップが著しい男子キッズ。それも４～６年となると、かなり本格的な新体操を見せてくれる選手が多い。中でももっとも注目したいのは、すでに２連覇を達成している乾蒼真（華舞翔新体操倶楽部）が３連覇を達成するか？　ということだろう。４年生のときから、柔軟性や表現力に長けた選手だったが、年々磨きがかかってきており、乾自身がレベルアップしているだろうことは想像に難くない。乾の３連覇を阻止する可能性がありそうなのは、昨年５位の田中涼介（華舞翔新体操倶楽部）あたりだろうか。また、昨年は３年以下の部でベーシック賞を受賞した石橋知也（神埼ジュニア新体操クラブ）も、今年から４～６年の部に参入し、存在感を示しそうだ。昨年が、４～６年の部に６年生が多く、上位入賞者のほとんどが６年生だったため、入賞者の中で今年も残っているのは乾と田中涼介の２人だけだ。それだけに、今年の上位選手を予測するのは難しいが、池田遼季、加藤渚（ともに華舞翔新体操倶楽部）も期待できそうだ。さらに、昨年、線の美しさが印象的だった工藤太雅（BLUE TOKYO Kid’s）や、腕の動きに味のある鈴木孝之輔（島田ジュニア体操教室）、いつもていねいにきちんとした体操をする貝瀬匠（相模原市体操協会ひかり体操教室）などの成長も楽しみだ。さらに、昨年は３年以下の部でアーティスティック賞を受賞した室賀友祐（WingまつもとRG.）、ファイティング賞受賞の赤羽拓海（福島新体操クラブ）、関東ジュニアでは手具を持った演技でもかなりの成長が見られた岡本瑠斗（草加ジュニア新体操クラブ）なども侮れない。例年上位入賞者を出しているNPOぎふ新体操クラブは、昨年までとがらりとメンバーが変わっている。ジュニア育成では目覚ましい成果をあげている国士舘ジュニアも、今年はかなりメンバーが変わった。そのため、どの選手が、と予想することは難しいが、新しいスター候補生が出てくることも期待できそうだ。また、毎年、楽しい演技で大会を盛り上げてくれるRGひろさきジュニアからは、昨年、「ドラえもん」で会場の笑いを誘った白戸成龍のほか、佐々木恭太、齊藤楓大が４～６年生の部に出場する。ひろさきっ子たちの今年の演技も楽しみだ。●３年以下の部３年生以下は、初出場の選手も多いので、注目選手を挙げるのは難しい。が、過去に出場経験のある選手に限ってみても、かなりレベルアップしていることが予測される。貝瀬充（相模原市体操協会ひかり体操教室）と中田光之介（BLUE TOKYO Kid’s）は、小学１年生ながらも今回で３回連続の出場。幼いながらも経験は積んできており、ぐんと力をつけているのではないか。昨年、１年生ながらベーシック賞を受賞した宮崎新（BLUE TOKYO Kid’s）、ファイティング賞受賞の小澤龍矢（WingまつもとRG）、アーティスティック賞受賞の木村熙作（舞エンジェルスRG）、葛西麗音（BLUE TOKYO Kid’s）らの成長ぶりも楽しみだ。また、川嶋龍登（草加ジュニア新体操クラブ）は、関東ジュニアでは、オープン参加ながら手具をもってもすばらしい演技を披露していたので、キッズ演技にも期待してよさそうだ。ほかにも、新潟県初の男子新体操選手として話題になった高橋快（STELLA）や、今年初出場のクラブの沖田健一郎（みなみ新体操クラブ）、北折拓人（MISHIRO.RG）などにも注目してみたい。もちろん、昨年度の「かわいらしさナンバーワン選手」齊藤多祏（RGひろさきジュニア）の演技もおおいに楽しみだ。