福島新体操クラブに通う生徒は、ほとんどが福島市に在住している。そんな中、一人だけ片道一時間半ほどかけて、郡山市から練習に通っている生徒がいる。男子の小学3年生、山本陸斗君だ。陸斗君が新体操クラブに初めて来たのはちょうど1年間前のこの時期だった。郡山市には男子の新体操クラブが無いため、福島まで通うことになった。そして初めての練習。男子は基本徒手の練習をしていた時に体育館に来たので、「とりあえずできなくても良いから真似してごらん」と言ったら「はい!」と大きな返事が返ってきた。そして見様見真似にも関わらず、初めてやると形がなかなかうまくできない胸後反や斜前屈といった基本徒手を、それなりの形に見えるくらいのレベルでこなした。「すごい!この子はすごい選手になる!」これが第1印象だった。しかし、やはり片道1時間半の距離がネックとなり、練習に来れるのは終了が午後9時までの日のうち、家の方の都合が合う日のみ。週に1回午後7時頃に練習に来て9時までの2時間練習ができれば良い方で、1週間に一度も練習に来れないこともあった。そんな状況だったが、陸斗君は地区大会に出ると決めた。初心者には新体操でよく使うステップなど、一度覚えるまではなかなか大変なことが多く、「一度の練習で演技の4分の1ずつ覚えられれば良いね」と本人とも話しをしながら練習をしていたが、本人の本心は違った。この練習が終わると次に来れるのは少なくとも1週間後。今日全て覚えないとどんどん大会が迫ってきて来てしまう!そんな気持ちだったのだろう。予定していたところ以上に覚えたにも関わらず、練習終了のあいさつの前には悔し涙を流していた。小学3年生では未経験者ではなくてもひとつの演技を覚えるには時間がかかるのに、初心者なのに覚えられなくて悔し涙を流す子は初めて。そして次の練習で演技を全て覚えた。そんなエピソードを作った陸斗君が10月に行われた県ジュニア大会で初めての県大会に出場した。結果はAクラスで3位。見事に東北大会の切符を手に入れた。「陸斗、すごいじゃん!おめでとう!」と声をかけると、本人は泣いていた。「どうしたの?」と聞くと、「拓海先輩に負けて悔しいです」との返事が。拓海君は昨年の東北ジュニアAクラスで3年生ながら2位に入賞し、長野カップでもファイティング賞を頂いていた選手で、4年生になった今年はAクラス優勝を目指していた選手。到底勝つのは厳しいのだが、本人はそうは思ってはいなかった。そんな気持ちが東北大会で奇跡とも思える結果を出したのだろう。県大会から東北大会までの期間は約1ヶ月。練習に来れたのも4~5回。しかも12月には発表会もあるため、個人だけの練習をすれば良いのではなく、むしろ発表会の作品を覚えなくてはならない。個人の練習ができた時間はごく僅か。東北大会1週間前の土曜日の練習では、個人の演技の練習をしたが、あとは大会まで来れる練習は無い。急遽、日曜日に郡山市にある安積高校御舘校にお願いをして私と拓海君で郡山に行き陸斗君と練習をできる時間を作った。東北大会に向けて、宙返りを演技に入れたいと本人が言っていたため宙返りの練習をしたが、実は宙返りの練習をするのはこの日が初めて。しかし、私と陸斗君の中には「できる!」という想いしかなかった。御舘校の鈴木聖也先生にも協力していただき、何とかその日のうちにスティックを持って宙返りができるようになった。よし、このまま東北大会に行こうと言って別れたが、本人にも大会までの1週間はまた練習ができない不安が少しはあったと思う。そして迎えた11月23日。フリー練習の時間になると即、宙返りの練習をし成功させていた。本人との話し合いで東北大会でのスティックの演技は、この宙返りも含め、県大会の演技からは難度が3つ上がっていた。宙返りを成功させても残り2つ初挑戦の技があり、公式練習はミスが続いた。そして公式練習中にも関わらず悔し涙。それほど1本にかける想いが強い。しかし、本番では投げて前方転回をして取る技こそ失敗したものの、宙返りと投げてシェネ前転のふたつはしっかりと成功させた。スティックの演技を終えて帰って来たときの第1声は「場外しちゃいました。」だったが、そこに涙は無かった。ミスはしてしまったものの、満足いく演技だったのだろう。もう1種目の徒手の演技もきれいに丁寧に演技をして、本人は大満足で試合を終えた。県大会で負けて悔し泣きをしていた拓海君には及ばなかったものの徒手は0.2差という僅差にまで迫った。そして全体の順位は第3位!見事に選手としてデビューした年に東北大会で3位に!しかも他の上位の選手は拓海君も含め全員が4年生。この結果は、参加していたクラブ員全員が驚いたとともに嬉しかった。あまり練習に来れなくても、大会での目標に向けて1回1回の練習を大切にする気持ち、家でもできることはしっかりやっていた本人の努力。そして遠くまで送り迎えしてくださった保護者の方の力。そんなものが集結したのが今回の結果だったと思う。今回陸斗君がみんなに教えてくれたもの。それは、「できるできないは全て自分しだい。どんな状況でもできるという気持ちを持ってできるための行動をすれば、全てできる。」ということだろう。そのことがきっとみんなには奇跡!と写ったに違いない。
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できるできないは自分しだい!
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第25回 福島新体操クラブ発表会
今年ももうすぐ12月。第25回 福島新体操クラブ発表会が近づいてきました。期 日 平成25年12月15日(日)場 所 福島市国体記念体育館 福島市仁井田字西下川原41-1 024-539-5500開 場 13:00開 演 13:30ゲスト 青森山田高校・盛岡市立高校テーマ 感謝(ありがとう) 命 授かった事へ感謝 人と人との出会いに感謝 巡り合いに感謝 試練に感謝 四季の美しさに感謝 海の幸 山の幸 恵みに感謝 ありがとうは魔法の言葉 感謝の気持ちを表現できる最高の言葉 沢山使って、幸せいっぱいに入場無料今年は節目の25回目の発表会です。テーマは感謝(ありがとう)今年は15日といつもよりも早く作品をまとめるのも大変な状況ですが、子供たちはみんな感謝の気持ちを伝えられるような演技をするために、毎日精一杯練習に励んでいます。是非国体記念体育館に足を運んでいただき、応援いただければ幸いです。今年も青森山田高校と盛岡市立高校の皆さんが駆けつけてくださいます。男子新体操全国トップレベルの演技をご堪能ください。 (写真 第24回福島新体操クラブ発表会より)
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上善若水
今年度が始まるとき、みんなに一番楽しみにしてもらっていたのが、女子団体だった。久しぶりにメンバー全員が中学生での団体が組める。など多くの期待が寄せられていた。しかし、実際始まってみるとなかなかその期待に応えられない。9月の全日本ジュニア東北ブロック予選では、最下位だった。今回の東北ジュニア大会は福島県代表としての参加でもありその責任もあった。県ジュニア大会からの1ヶ月も、決して順調とは言えなかった。大会を土曜日に控えた週の火曜日の練習終了後、団体メンバーだけのミーティングを開き、みんなに課題を与えた。それは、東北大会までに一人一人がそれぞれひとつ心の部分で成長すること。そしてチームとしてお互いを認め合うことのふたつだった。自分が交換の投げが相手に正確に届くように意識しているなら、それは他のメンバーも同じことを意識している。自分だけが意識しているわけではない。そこを認めてあげれば、多少相手からの投げが短くても一生懸命カバーしてあげないといけないという気持ちが湧く。自分が緊張しているなら、他のメンバーも緊張している。自分がメンバーに入りたいと思うなら、他のメンバーもそう思っている。人は自分が…とか自分は…と思っているうちは輝かない。人の為に自分ができる事は?と行動すると、自然と周りの人が自分を輝かせてくれる。まさに上善若水(じょうぜんみずのごとし)水ほど柔らかくて弱々しいものはない。しかも決して争おうとしない。丸い容器に入れば丸くなり四角い容器に入れば四角くなる。形にとらわれず自由自在。ところが形をもたないからかえってどんな隙間にでも入っていきどんな巨岩をも粉々にしてしまう。すなわち水とはやわらかく弱々しいことに徹して何よりも強いと言える。水は万物に恵みを与えるが決して自慢しないし威張らない。それどころかかえって人が嫌がる低い方低い方へと流れていく。みんなが凄いと感動する大河は必ず一番低いところを流れている。 (新井満著 自由約 老子より)その課題をクリアして臨んだのが、東北ジュニア大会だった。今まで私が出たいと気持ちを前面に出していた小学6年の横山史香さんが補欠として、メンバーの為に、みんなが必要としていることをタイミングよく行動した。緊張していると感じたときは、「笑顔でガンバです!」その言葉に力を貰ったり励まされたと、大会終了後のメンバーの感想文に書いてあった。曲かけをしてくれた仲間も良い演技ができますように祈って再生ボタンを押した。応援のみんなも大きな声で応援してくれた。そしてその団体は今年1番の良い演技で試合を終えた。結果は惜しくも第4位で賞状には一歩届かなかったが、賞状よりも価値のある成長を全員が手にしてくれたと思う。受験があるにもかかわらず、この時期までがんばってくれた3年生の為に。自分たちの中学校最後の大会を一緒にがんばってくれた後輩の為に。そんな想いが充分伝わってきた。この想いを次は発表会で出してくれることだと思う。そして発表会のテーマは、感謝(ありがとう)どんな演技を見せてくれるか楽しみにしています。
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心の中に秘めた想い
東北ジュニア選手権大会で優勝する。昨年の東北ジュニア大会のAクラスを3年生で2位になった直後の赤羽拓海君の目標。他の男子が出場しなくても長野カップに参加しファイティング賞をいただいた。インフルエンザ明けで体力的にも大変な状況でも1泊2日で青森に行き『BLUE』を鑑賞し勉強をした。女子のなかに男子一人だけでも一生懸命練習をした。そんながんばっていたさなかの5月、突然倒れ入院。やりたい新体操ができない日々が続いた。(この入院以降、練習を休む日が無くなり毎日練習に励んだ)今まで大好きだったゲームにも別れを告げた。やっと復帰したと思ったらヘルペスができた。それでもがんばって演技した、県スポーツ少年団大会。そしてレベルの高い東北の中学生に混ざって出場した全日本ジュニア東北ブロック予選会。東北ジュニア大会で徒手の演技ができるのは4年生の今年がラスト。今までの徒手の演技とはガラッと雰囲気を変えて表現重視の構成にした。最初こそ戸惑いもあり、なかなか表現し切ることが出来なかったが、そこは努力の人、拓海君。毎日休まずに練習に来て繰り返し練習をした。卒業生で青森大学で活躍している籠島遼先輩にも教えてもらった。そして同じ青森大学の石井侑佑先輩(会津出身)にも視線の使い方など細かいところまで教えてもらった。そして見ている人が感動する演技ができるようになった。県ジュニア大会で優勝して臨んだ目標としていた東北ジュニア大会。やってきたことは出せたが結果は第2位。私の前では見せなかったが、観客席にあいさつに行く途中では涙を流した。しかし気持ちはすでに、来月にある発表会と来年の大会へと向かっている。拓海君がずっと高い目標を持ち続けている理由は、ただ勝ちたいと思っているからではない。本当の理由は、発表会で男子フロアがメインの場所にあって、男子新体操をお客さんの目の前で見てもらいたい。ということだ。当クラブは女子の方が圧倒的に人数が多い。だから当然のように女子フロアがメインになり、男子フロアは女子フロアの奥に敷かれる。特に発表会が国体記念体育館で開催されてからは、ずっとこの状況が続いている。しかし、1度だけ男子フロアがメインになったことがある。それは籠島遼先輩が全日本ジュニア大会で個人総合優勝をした年。それを拓海君はしっかりと覚えている。毎年のようにゲストで青森山田高校と盛岡市立高校が来て団体の演技を披露してくれる。それなのに観客席からは少し離れたフロアでの演技。もっと近くであの迫力を見てもらいたい。そのためには僕ががんばって良い成績を出さないといけない。その想いが心の中にずっとある。だからこそ東北ジュニア大会優勝という目標を1年間も揺らぐことなく持ち続けることができた。この想いはこれからもずっと持ち続ける。そんな拓海君の想いのこもった演技も見ることができる発表会を、ぜひ見に来てください。発表会の詳細は下記のリンクをご覧ください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/fksmrg/article/35
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「日本の」スポーツらしさ(Jリーグ特別賞)
昨日のことになりますが、Jリーグがチェアマン特別賞なるものを発表しました。ご存知でない方は下記のリンクをご参照頂ければと思いますが、サポーターの模範的行動として評価する意味で、大宮アルディージャ、サンフレッチェ広島の両サポーターが表彰されています。大宮・広島サポーターにJリーグがチェアマン特別賞–サッカーキング
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20131126/151010.htmlサッカー好きとしては実に素晴らしいことだと感じていますが、中には「当たり前のことをしただけで騒ぎすぎ」といったような、さらに理想の高いご意見も見受けられます。表彰されることを目的に両チームのサポーターが上記のような行動を取ったとも考えにくく、こうしたことを躊躇なくできる人がまだまだいる日本、そして、それがおそらく満場一致で評価される日本の文化というものをつくづく誇りに思います。サッカーというのは、そもそも町と町の抗争の象徴として誕生したスポーツだと、以前聞いたことがあります。そしてスポーツというのは、良くも悪くも人間の闘争本能を刺激するもの。礼に始まって礼に終わる文化がある日本ではなかなか実感しにくいかもしれませんが、日本式のスポーツが世界のスタンダードとまでは言えないのが現実だと思います。例えばサッカーで言うなら、最近は下火になっていますがフーリガン。ウルトラスやサポーターと同義語で捉えてしまっている人もまだいるようですが、典型的なフーリガンにサッカーそのものを楽しむ意図はほとんどないと言われています。こうした人たちの辞書にスポーツマンシップなる言葉はありませんが、それでも怒りのはけ口という手段として、サッカーには関わりを持ちたがるようです。近年はルールが改正されたようですが、アメリカ4大スポーツの一つでもある北米のアイスホッケー(NHL)。正当なボディーチェック(体当たり)はルールで認められていて、反則との境目がなかなか分かりにくい競技ですね。相手のスタープレイヤーが戦意喪失なりケガなりするよう、反則覚悟で体当たりをするためにチームに加えられる選手がいた(いる?)のは公然の秘密。そしてファン側も、アイスホッケーを観戦するよりも試合中の乱闘こそを見たがっている人が相当数いるのも紛れもない事実です。数年前には、ハンドボールの「中東の笛」なるものが話題になりました。競技団体内の役員構成などに偏りがあって、フェアな試合が事実上できない状況。公平性というものに全く関心がなく、己が勝つことこそが正義。残念なこととは思いますが、こうした考えはまだまだ世界の至るところ、もしくは様々な競技に生き残っているのだろうと感じさせられます。一方で面白いと思うのは、私の出身である体操競技。先月の世界選手権で日本チームがメダルを量産した姿を、深夜にテレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか?演技そのものに注目が集まったと思いますが、それ以外の時の選手たちの行動を見て感じるものはなかったでしょうか?もちろん長い歴史の中では採点の公平性についての問題はあったでしょうけれど、体操競技の場合、選手同士やファン同士が怒りをぶつけ合うようなケースはほとんどない印象です。可能な限り客観的に書いているつもりですが、一応は現場に近い人間として言うならば、選手たちの多くは良い意味で体操オタクなのではないかと。自分のチームであろうとなかろうと、「良い演技は良い!」と、所属の壁にとらわれずに称える、もしくは感心してしまうような、ある意味不思議な雰囲気が体操界には漂っているように感じてなりません。また体操の場合、「自分のできることのベストを出し切ることこそが最高」のような感覚があって、あとは審判が判断するもの。しかも採点競技ですから、審判それぞれの体操観によって善し悪しの感覚に多少なりとも温度差があることも珍しくない。良い意味での諦めというか、自分だけでは結果を決められない競技特性を、選手や関係者たちも知らず知らずのうちに理解しているのかもしれません。それゆえに、選手同士などで不満をぶつけ合ったりすることは少ないのだと想像します。もちろん上記に例で挙げた、サッカーなどの対戦相手と直接ぶつかり合うスポーツと、体操競技のような器具や道具が介在するスポーツを単純比較はできません。ただ、サッカーだと上記ニュースのように善行が特に目立つケースもありますが、同じスポーツでも競技が違うと、こうしたスタンダードが普通に受け入れられている場もある。意外と興味深いのではないでしょうか。競技特性を考えると当然かもしれませんが、体操競技で見られるようなシーン、陸上やスキーなどでも見られますね。カーリングやゴルフなどのように、基本的に審判が介在しないスポーツも世の中にはあります。競技スポーツは一人(1チーム)ではできません。できてもエキシビション、もしくは記録などを取ることまででしょう。自分が勝つにしても、それは相手がいるからこそ成立するもの。この基本原則がある以上、やはり同じスポーツを愛するものとして、人間としての他者へのリスペクト、思いやりの気持ち、これらをもつのに必要な余裕、こうしたことなどを忘れたくないものです。スポーツの日本式スタンダードと言っても過言ではないであろう今回の好事例。世界があまり認識していないスポーツの素晴らしさを普及、伝播する、一つの有効なツールになることを願っています。(追伸)よろしければ下記もご参照ください。
'13/3/19「日本の『礼』の素晴らしさ」
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まだまだ続く! 新体操シーズン☆演技会情報
まだまだ続く! 新体操シーズン☆演技会情報ジャパンが終わって3日が過ぎ、そろそろYuotubeなどに動画も出回り始め、現地観戦はならなかった方にも、「おお~!」という感動や驚きが共有され始めているようだ。毎年、この時期になると「今シーズンも終わったなあ」という一抹の寂しさがあるのだが、じつは! ここから年末にかけては演技会ラッシュ!現時点でわかっている範囲で情報を掲載しておくので、お近くの方や近くない方も、ぜひ足を運ばれることをおすすめしたい。まだ新体操を生で見たことないという方、感動すること間違いなし! だから。☆井原フェスティバル 12月1日(日) 於:井原市井原体育館(岡山県井原市) 開場:10時 オープニングセレモニー:13時30分 開演:14時 終演予定:16時 入場無料 ※井原高校、井原ジュニアほか、今年はゲストに国士舘大学の男女が登場! インカレチャンピオン・佐能諒一、全日本チャンピオン・斉藤剛大はもちろん、弓田速未、佐々木智生ら人気選手、ジャパン3位の国士舘大学男子団体、ジャパン2位の国士舘大学女子団体も出演。ジャパンのエキシビションでも絶賛された国士舘大学男子による集団演技「Colors」も見られます。これは、絶対に見逃せません!☆KITAKAMIアーティスティックスポーツフェスタ2013 12月8日(日) 於:北上総合体育館 開場:10時 開演13時 入場料:前売券=正面指定席(中学生以下500円/高校生以上1000円)自由席(中学生以下無料/高校生以上500円)※前売券は、北上市内のプレイガイドにて販売。 当日券=正面指定席(中学生以下700円/高校生以上1500円)自由席(中学生以下無料/高校生以上700円)※前売りで完売した場合は、当日券の販売はありません。※ゲストに国士舘大学男子団体、日本女子体育大学新体操部、早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERS。地元岩手県の盛岡市立高校、滝沢南中学、ホークジュニア、北上翔南高校、盛岡白百合学園中高校、北上新体操クラブ、専修大学北上高校体操部、北上一輪車クラブ、チアリーディングクラブDiamondsなども出演。さまざまなアーティスティックスポーツが一堂に会する人気イベントです。☆映画「FLYING BODIES」 12月12日(木) 於:立川シネマシティ シネマ・ツー 開場:19時 開演:19時30分 料金:1800円(前売り)※青森大学新体操部のドキュメンタリー映画。中野裕之監督のライブトーク付、日本一の音響を誇る映画館でのスペシャル上映です。※11月30日(土)~12月6日(金)の1週間は、テアトル新宿にてモーニング上映(10時~)もあります。 料金:1300円☆花園大学新体操部発表会 「HEAVENS DIVIDE」 12月14日(土) 於:花園大学真人館2階メインアリーナ 開演:14時 入場無料※ついに「団体日本一」の悲願を達成した花園大学の団体演技も(多分)見られます! 例年、圧巻の集団演技も見ものです。もしかしたら、アノ監督さんもちょっとくらいは…踊ってくれる…かも。 ☆福島新体操クラブ発表会 12月15日(日) 於:福島市国体記念体育館 開場:13時 開演:13時30分 入場無料※青森山田高校、盛岡市立高校がゲスト出演。福島で新体操を頑張っている子ども達の演技、元気なご婦人たちの演技など、盛りだくさんです。そして、例年、水戸先生があったかく、パワフルなトークで会を盛り上げます。☆新体操フェスタ in いずみ2013 12月23日(月・祝) 於:新湊アイシン軽金属スポーツセンター(新湊総合体育館) 開演:13時 入場無料※国士舘大学男子団体、女子団体、個人選手、ほか市内の新体操愛好者(個人・団体)も多数出演。たしか九州でも演技会が目白押しだったような。九州情報は入り次第またアップします。※ジムラブに、「2013全日本選手権 恵庭RGクラブ」の記事がアップされています。ジュニアながら団体決勝に進出した恵庭RG、早くも登場です!
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/11/27/2013rg-1/
※ジムラブのギャラリーにも写真、続々追加中!●穴久保璃子(イオン)
http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2013/11/26/66-1/●花園大学団体
http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2013/11/26/66-2/※ジムラブに、体操競技の記事がアップされました。「第66回全日本団体選手権」優勝したコナミを中心に社会人男子の記事です。世界に誇る日本の体操を支える選手達続々登場です。
http://gymlove.net/gl/topics/report/2013/11/28/67-27/【切実なお願い】ジムラブでは、今後もこの活動を継続・発展させていくために、今年の実績をもとに協賛を募っていく予定です。現在、完全持ち出しで活動していますので、このまま熱意だけでは継続が困難になるものと思われます。この「新体操研究所」では、1円もお金を生み出すことはできていませんので、「新体操のメディア活動」をやっていくためには、ジムラブは絶対に必要! と考え、この1年やってきました。ご賛同いただける方は、ジムラブのほうもぜひ毎日、何回でも(!)チェックしてくださいますよう、改めて、切にお願いします。もちろん、それに値するだけの情報提供を、ジムラブでもしていく所存です。ジムラブの実績(PV数)は今年の夏前あたりから順調に伸びてきてはいますが、協賛お願いするにはまだ足りません。ぜひとも、みなさんの力で、体操・新体操に関心をもっている人はたくさんいる! ということを示していただければと思います。
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「静かに、そして、強く」
「静かに、そして、強く」驚いた。なにがって、猪又涼子に、だ。全日本選手権個人総合11位。これも高校1年生としては十分立派な成績だが、種目別決勝にボールとリボンの2種目も残った。いや、じつのところ、クラブも6位にあたる得点だった。が、同点6位が4人もいたため、猪又はクラブでは決勝には出場できなかったのだ。個人総合では、ミスのあったフープだけが20位に沈んでおり、これがもしもなかったら? と思うと、末恐ろしい。猪又涼子にとっては、そんな強さを見せた大会だった。しかし。いったい、いつの間にこんなに強い選手になったのか。ちょっと不思議な感じさえする。ジュニア時代から、美しい素敵な演技をする選手だった。しかし、けっこうミスしては残念な結果に終わったりもしていた選手、という印象があるのだが。中3くらいから、彼女はとても強くなった。今大会、高校生はかなり健闘した。河崎羽珠愛が3位、藤岡里沙乃が5位、池ヶ谷晴香が7位、桑村美里が10位、そして猪又が11位。高校生の中では5番目の成績ということになるが、この5人の中で、猪又だけが高校の新体操部に所属しており、なんと団体でも今大会に出場している。それも、団体2種目ともに、だ。猪又が所属する伊那西高校は、団体でも、総合7位、種目別クラブ6位、リボン&ボール6位と大健闘しているが、その合計4回の団体演技すべてに猪又は出ている。おそらく、今大会で、男女合わせてもっと長い時間フロアマットにのっていた選手なのではないか。どちらかというと小柄で線も細い、華奢な選手だが、いったいそのどこにそれほどのエネルギー、スタミナがあるのだろう。種目別決勝のボールでは、空気までも澄み切るような美しい演技を見せ、13.450をマークして、堂々3位。ついにジャパンの表彰台にまであがってしまった。繰り返すが、まだ高校1年生だ。今までも彼女の演技には十分楽しませてもらっているのだが、それでも、これからが楽しみでたまらない。今大会、ジュニア、高校生の活躍はとても明るい話題ではあるが、一方で、活躍している選手のほとんどが高校でもクラブチーム所属のため、「学校の部活に所属して新体操を続ける」ということが、あまり賢い道ではないのかも? という風潮になりつつあるようにも感じる。たしかに、世界に出ていく、という壮大な夢があるのなら、インターハイを目指して、高校の部活で団体をやる、なんてことは回り道かもしれない。ただ、その道を選んでも、伸びている猪又のような選手もいるということを、私はとてもうれしく思う。べつに「部活でやるのが最善」と思っているわけではない。それぞれの状況、目指すもの、によって選択肢は多いほうがいいと思っているだけだ。だから、「高校の部活」という選択もまたあり、と思わせてくれる選手の存在は貴重だと思っているのだ。そういう意味でも、猪又涼子には、これからも頑張ってほしいと思う。「部活」は、決して回り道でも時間の無駄でもないと。団体をやっていても、個人も伸びることもあると。証明してくれたら、こんなにうれしいことはない。 <撮影:清水綾子>※ジムラブのギャラリーに、「喜田純鈴」を追加しました。
http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2013/11/29/2013-129/※ジムラブに、「成松エリナ(国士舘大学)」をアップしました。
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/11/28/2013-126/
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井原、なう!
井原、なう!迷いに迷ったのですが、井原フェスティバルに来てしまいました。それも、前日入りという気合いの入りよう。。。半日しっかり練習もリハーサルも見せていただきました。井原ジュニア、井原高校、そして女子のジュニアチーム、井原高校新体操部の女子!!!高校3冠の小川晃平選手の個人!の演技も見ることができて、本番は明日ですが、すでに大満足!です。また、今回ゲスト出演する国士舘大学の面々も、ジャパンの疲れも見せず、元気いっぱいの演技を見せてくれました。「座頭市」の長縄。ジャパンで会心の演技を見せてくれた男子団体。ジャパン総合2位と健闘した女子団体。斉藤剛大選手のロープ、佐々木智生選手のクラブ、弓田速未選手のスティック(歌詞ありバージョン)、佐能諒一選手のリングと、この上ない豪華ラインナップ。ラストは、ジャパンでも披露した集団演技「Colors」と、井原ファンのみならず国士舘ファンにも見逃せない演技会になりそうです。あ!それから、はずせないのが、「おとなの新体操」!アノ有名選手のおとーさん、おかーさんも踊ってました!今日も十分堪能しましたが、明日の本番はますます楽しみです。岡山県井原市周辺にお住まいの方は、迷わず明日は「井原フェスティバル」にお越しくださいませ!※宮城県白石市の広報紙が、キューブ新体操を大特集!以下のURLからPDFを見ることができます。じつは、私も原稿書かせていただきました。当ブログで活躍中の清水綾子さんの写真もたくさん掲載されています。一自治体の広報としては、あり得ないほど力の入った新体操大特集!ぜひ、ご覧ください。
http://www.city.shiroishi.miyagi.jp/info/magazine/2013/1312.html
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茨城 第14回全国体操小学生大会について
平成25年度第14回全国体操小学生大会について 詳しくは日本体操協会のホームページをご覧ください。 参加については各都道府県体操協会(連盟)事務局に問い合わせください。 申込締め切り 平成26年1月10日 都道府県の参加をお待ちしております。 後日、宿泊要項を掲載します。
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井原で見つけた原石
井原で見つけた原石井原フェスティバルは盛会のうちに終了しました。フェスティバル自体のレポートは、ジムラブのほうにすでに第1弾をアップしており、明日中には2弾もアップされると思いますが、特筆したい選手がいたので、こちらにアップします。井原といえば、男子新体操のメッカであり、フェスティバルもどうしても男子中心な感じがあるのですが、今年は女子もかなり盛り上がりました。ゲストの国士舘大学の女子団体、成松選手、クー選手の演技もすばらしかったし、地元・井原の井原高校女子団体、Sparkle井原のジュニア団体なども、着実に力をつけてきていることが感じられる演技を見せてくれました。なんですが。じつは、会場でもっとも注目と喝采を集めたのは、この選手でした。松田百加選手。まだ小学1年生だそうです。が、今年の岡山県小学生大会では優勝しているそうですから、なかなかの実力者。井原フェスティバルは、午前中が公式練習になっているのですが、公式練習で彼女の曲が流れたとたんに、フロアに注目が集まりました。なんと曲が、山本リンダの「どうにも止まらない」だったのです。そして、曲にひかれて、フロアに目を向けた人々は、そのまま目が離せなくなりました。この小さな女の子が、なんとも妖艶に、「どうにも止まらない」を踊りきっていたからです。まあ、ほんとに色っぽくてかわいくて。それはそれはよいものを見せてもらいました。小学1年生なので、まだ筋力がなく、「ふにゃふにゃしてて」と指導者の方はおっしゃってましたが、それはともかくこの演技力、表現力には、ただものじゃない! と感じさせるものがありました。どうぞ、百加ちゃんの表情豊かな演技を、私の撮ったつたない写真ではありますが、お楽しみください。※ジムラブに「井原フェスティバルレポート(1)」がアップされています。
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/01/9/
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「夢に向かって進む力」
「夢に向かって進む力」全日本選手権では、ジュニア選手の活躍が目立った。2位の喜田純鈴はもちろん、12位に中学生の横山あかね(飛行船新体操クラブ)の名前がある。全日本選手権には初出場だった横山だが、今年は非常に活躍している。全中3位、クラブ選手権ジュニアの部3位、全日本ジュニア2位。中学3年になった今年のこの活躍ぶりを見ると、ジュニアではかなりの有名選手だろうと思われそうだが、案外、下積みは長い。昨年も、クラブ選手権ではジュニアの部7位、全中8位にはなっているが、全日本ジュニアには出場できなかった。関東ジュニア予選のクラブ、リボン終了時には、7位だったのだが、決勝のボールで場外。上位9人に与えられる全日本ジュニア出場権に手が届かなかったのだ。「中3で初めての全日本ジュニア出場」そのこと自体は、それほど珍しいことではない。しかし、横山あかねという選手を、チャイルド時代から少しでも知っていた人なら、ちょっと意外に思うのではないだろうか。なにしろ、彼女は、チャイルドのころから、身体能力がずば抜けていた。年齢には不相応なくらいの高難度の技もできる選手だった。その能力だけを見れば、もっとずっと早くから全国トップレベルの選手として名前が売れていてもおかしくなかっただろうと、思うのだが、傍から見ているだけでも、かなり紆余曲折のある選手生活を彼女は送ってきた。周囲の状況に翻弄された面もあったし、自らの熱意が先走ってしまったこともあったと思う。だが、ここにきてやっと、様々なことがよい方向に回り始めたように見える。 機が熟した、のだ。スーパーキッズ、スーパーチャイルドとして、もっともっと名を馳せてもおかしくなった選手だが、新体操の神様はおそらく彼女にもっと息の長い選手になってほしいと思ったんじゃないだろうか。だから、ときには意地悪にも感じられる運命を用意して、彼女の新体操への熱が冷めないように仕組んできたんじゃないか。今年になってからの横山の充実ぶりを見ていると、そう感じる。今大会では、ボールで種目別決勝に進出。決勝ではミスも出てしまったが、予選のときは、「わたしのお気に入り」にのせて、とてもスムーズな演技を見せた。以前は、難度中心で、動きの柔らかさや表現力はもう一歩、と感じることもあったが、予選でのボールを見る限り、柔らかい表現にも成長のあとが見られた。さらに圧巻だったのが、クラブの演技だ。ノーミスでまとめただけでなく、横スケールからMGターンにつなぐというほかには誰もやっていない(少なくとも私は見たことがない)チャレンジを見せたのだ。これは、本当にすごい。身体能力はもちろんのこと、チャレンジ精神がなければやれない技だ。おそらく、横山あかねは、まだまだこれから、だ。いや、むしろ「やっとこれから」の選手だと言ったほうがよいのかもしれない。日本人選手の枠におさまりきれないくらいの、インパクトのある選手に、この先成長していってくれることを期待したい。大丈夫。ここまでずっとあきらめず、新体操にしがみついてきてくれたのだから、この先もずっと、彼女は夢に向かって進み、実現に近づいていくに違いない。 <撮影:清水綾子>※ジムラブに、全日本選手権関連記事が続々とアップされています。●「木村威一朗(花園大学)」
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/04/2013-132/●「男子団体 紫野高校」
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/03/2013-130/●ギャラリーに「三上真穂(東京女子体育大学)」がアップされています。
http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2013/12/03/2013-131/●「井原フェスティバルレポート(2)」もアップしています。
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/02/92-1/
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平成25年度(‘13)U-12指定育成選手
平成25年度(‘13)U-12指定育成選手下記、平成25年度(‘13) U-12指定育成選手をお知らせします。●認定期間:2013(平成25)年11月11日~ 2014(平成26)年11月14日男子森川顕範(水鳥体操館)岩川秀磨(Victory Gymnastics Club)金田希一(群馬ジュニアスポーツクラブ)榊原拓弥(ならわ体操クラブ)北園丈琉(トミオカ体操クラブ)湯元和志(ならわ体操クラブ)女子松山聖(スカイ体操クラブ)枽嶋姫子(トダーズ)文堂日南子(ならわ体操クラブ)杉本桃歌(ならわ体操クラブ)二宮さやか(羽衣体操クラブ)村上優妃(アクバススポーツクラブ)
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これからの活動報告
今年度最後の大会が終了してからしばらく経ちました。第66回全日本選手権 団体:2位 個人:2位小林翔心底喜べる結果とは言えませんが、納得の結果です。選手達は良く頑張ってくれました!!本当に最高のチームです!青大は、2002年に創部してから全日本インカレで12回、全日本選手権で9回優勝してきました。12年間で21回の優勝を果たす常勝チームまで伸し上げたのは現部長の中田先生です。昨年から私が監督を引き継がせていただき、、、といっても手助けしていただきながらここまで取り組んできましたが、今回の全日本は個人・団体ともに力及ばず2位という結果に終りました。試合後にOBの先輩を含む、たんくさんの方からいろんな言葉をいただきました!!中でも同級生が言った「負けてよかったやん!お前負けしらんかったもんな!」って言葉が残ってます。油断していた訳でも驕っていたつもりもありませんが、どこか甘い部分があったのではないかと自分自身を改めて見直すきっかけに十分な言葉でした!!今回の悔しさは忘れず、青大が更に進化するためにみんなで前進していきます!!いや、すでに進み出しています(^^)12月中旬からのドイツ、ニーダーザクセン州主催のショーツアーへの参加、翌年2月7日、8日の舞台「BLUE」!それに向けて今は練習を重ねています(^^)今年度の大会は終りましたが、まだまだ活動は続きます!!青大、山田高校にとって本当の意味での今年度の集大成の場である舞台「BLUE」ぜひお越し下さい♪【お知らせ】「BLUE」新体操の舞台を創りたい「BLUE VOL.2 ~青森から世界へ~」「FLING BODIES」※7月に出演した三宅一生企画イベント「青森大学男子新体操部」のサクセスストーリーをまとめたドキュメント映画
FLING BODIES青森でも上映される予定でいます。詳細が決まり次第お知らせいたします(^^)〜TV情報〜
12月6日(金)18:15〜
ATV青森テレビ「ATVニュースワイド」※BLUEに向けた練習模様が特集で放送されます。
12月7日(土)9:35〜
ABA青森朝日放送「ハッピィ」※9:40〜50ごろに中継されます。団体の演技をやります!
12月11日(水)10:00〜
ATV青森テレビ「おしゃべりハウス」※ドイツ遠征の練習模様が放送されます。
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アジアジュニア選手権団体選考会・個人コントロール視察受付
平成25年12月25日(水)に開催します、「アジアジュニア選手権団体日本代表選考会」兼「個人競技コントロール」の視察申込を受け付けます!!詳細はこちらをご確認ください。(ホームページに飛びます)
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第8回常務理事会ニュース
2013年12月5日18:00~19:50、岸記念体育館505【発表報告】■審議事項1(専務理事)暴力指導の処分について 新たに発覚した2件について、提案された処分を承認。①体罰指導(自己申告)の事実の明らかになった2名のコーチに対して厳重注意処分とする。②体罰指導(自己申告)の事実の明らかになった所属団体に対して厳重注意処分とする。■審議事項2(男子体操)2014代表選考会日程等について 下記提案において、NHK杯の日程を1日のみにする修正を加えることで承認。その他、日程、内容、女子については事業委員会を含めて調整する。 全日本個人(1日目:個人総合予選、2日目:種目別トライアル、3日目:個人総合決勝) NHK杯(1日目:個人総合予選、2日目:ユースオリンピック代表選考、3日目:個人総合決勝) 全日本種目別(1日目:種目別予選、2日目:種目別決勝)■審議事項3(男子体操)平成25年度ジュニア海外合宿(メキシコ) 原案通り承認。■審議事項4(女子体操)JOC専任コーチングディレクターの交代 バツラー・セルギー、アリーナ・コジチ両コーチを塩山勝コーチへ交代することを承認。■審議事項5(女子体操)豊田国際女子派遣選手、役員の追加 追加選手:井上和佳奈(水鳥体操館)、野田咲くら(朝日生命) オープン参加選手:内山由綺(スマイル体操クラブ)、松村泰葉(中京ジムナスティッククラブ)■審議事項6(審判)新体操女子実技採点試験の実施について 原案通り承認。■審議事項7(コーチ育成)平成25年度東西ブロック指導者・選手講習会の実施 原案通り承認。 東日本ブロック:2月1~2日・仙台大学 西日本ブロック:2月22~23日・佐賀県立鳥栖高校(女子のみ)■審議事項8(総務)平成25年度協会三賞表彰候補者の件 原案通り承認。■審議事項9(専務理事)国際体操連盟、アジア体操連盟の各イベント開催誘致 行政、財政面など、開催の実現に向けて積極的な開催について検討していくことを承認。(開催依頼:2015アジア体操選手権、2016FIG総会、2019世界体操祭)■審議事項10(専務理事)フィリピン体操協会へ体操指導者の長期派遣について 原案通り、釘宮宗大氏の派遣について承認。■発表報告1(総務)2013年優秀指導者について 森泉貴博、原田睦巳、水口晴雄、米田功、山本宜史、中田大輔■発表報告2(新体操)2013トライアウト第1次セレクション 11月30~12月1日、味の素NTCでの実施報告。第一次セレクション通過者発表。■発表報告3(コーチ育成)平成25年度公認コーチ養成講習会の実施計画 新体操(平成25年12月21~25日)、体操競技(平成25年12月23~27日)■文書報告1(地域)国体関連事項の報告■文書報告2(専務理事)JOC国際専門部会の報告■文書報告3(国際)国際業務12月~1月■文書報告4(トランポリン)世界トランポリン・ソフィア大会報告書
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今週末は、東北がアツイ!
今週末は、東北がアツイ!そうなんです。今週末は、東北で演技会が重なっています。まずは、仙台大学の演技発表会!今年は、男子の団体も見事に復活を果たし、女子団体も全日本出場と充実した1年を過ごしてきた仙台大学の発表会です。男子を引っ張ってきたキャプテンの佐藤史弥選手も、この演技会が現役としては最後の演技になるそう。ぜひぜひお近くの方は、足をお運びください。また、ゲストとして、大貫友梨亜選手、三澤樹知選手、庄司七瀬選手、中津裕美選手が出演。社会人としての成熟した演技を披露します。そして、もう1つ。岩手県北上市では、アーティスティックスポーツの祭典が行われ、地元の盛岡市立高校はじめ、国士舘大学男子、日本女子体育大学団体などが出演します。新体操だけでなく、チアや一輪車など、さまざまなアーティスティックスポーツが一堂に会します。12月8日(日)は、競技とはまた違う場で、新体操の魅力を堪能してください!※ジムラブのギャラリーに「鈴木歩佳(NPOぎふ新体操クラブ)」をアップしています。
http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2013/12/05/2013npo-1/※ジムラブに、「FLYING BODIES、上映期間延長!」の記事をアップしています。
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/05/flying-bodies-1/※ジムラブのギャラリーに「2013東京国体少年男子決勝/Team千葉」をアップしています。
http://gymlove.net/gl/topics/gallery/2013/12/05/2013team-6/
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2013新体操トライアウト第一セレクション通過者
★第一セレクション【事業名】:2013新体操トライアウト【期 日】:2013年11月30日(土)~12月1日(日)【場 所】:味の素ナショナルトレーニングセンター2F共用コート【参加者】:1995年生まれ~2004年生まれ139名【第一次セレクション通過者】<1999年生まれ>西岡 慈里 ニシオカ イリ(NPO札幌クラシーバヤヂェーブチカ)小林 秀圭 コバヤシ シュウカ(NPOぎふ新体操クラブ)大西 亜実 オオニシ アミ(宝塚サニー新体操クラブ)高松 怜 タカマツ レイ (ファインRG)<2000年生まれ>中村 水優 ナカムラ ミユ(友ステーション)柴山瑠莉子 シバヤマ ルリコ(イオン)間島 沙織 マジマ サオリ(イオン)<2001年生まれ>喜田 純鈴 キタ スミレ(エンジェルRGカガワ日中)島田 悠里 シマダ ユウリ(ヴェニエラRG)大岩千未来 オオイワ チサキ(飛行船新体操クラブ)<2002年生まれ>植松 智子 ウエマツ トモコ(エンジェルRGカガワ日中)飯田 由香 イイダ ユカ(誠心ジュニア新体操クラブ)小池 夏鈴 コイケ カリン(イオン)<2003年生まれ>今岡 里奈 イマオカ リナ(ふじしま新体操クラブ)得能 澪 トクノウ ミオ(WingまつもとR.G.)花谷 柚月ハナタニ ユヅキ(イオン)
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2013全日本選手権レポート④ 国士舘大学男子団体
2013全日本選手権レポート④ 国士舘大学男子団体「伝わる思い」花園大学の初優勝に沸いた2013年全日本選手権だったが、花園大学に勝るとも劣らない感動を私に与えてくれたのが、国士舘大学の団体だった。予選は、19.125の3位。決勝は、19.300で3位。総合でも、3位。昨年は、総合2位だったので、言ってしまえば順位は下がっている。さらに言えば、かつての強豪ぶりを思えば、3位では手放しには喜べないかもしれない。それでも。今大会に至る経過を考えれば、私にはどうしても「よくやった」としか思えない。予選、決勝とも、国士舘の演技には大きなミスはなかった。それだけでなく、今シーズンの開幕戦だった東日本インカレから見れば、さまざまな面での成長が見える演技だった。
5月12日。栃木県南体育館で、青森大学Aチームにはもちろん、Bチームにも完敗を喫した今年のチームが、よくぞここまできた! と思える演技を、彼らは見せた。東日本インカレから、全日本インカレに向かう時期に、山田監督とキャプテンの小川に話を聞いたとき、2人は、口をそろえて、「基本からやり直す」と言った。小川に至っては、最終学年であり、自分にとってはどの試合も最後になるが、「次につながるような年にしたい」と言った。国士舘の今年のメンバーは、小柄で見た目の迫力にも欠ける。さらに、小川と共にチームを支える存在になるはずだった4年生の池上朋宏が、資格試験などとの兼ね合いで、今シーズンははじめからメンバーを外れていた。池上が復帰できるのはジャパン。正直、全日本インカレで雪辱を! と意気込むには、上位のチームとは力の差がありすぎる。山田監督も小川も、そのことは痛いほどわかっていた。だから、国士舘は、インカレでの勝負を、いったんおいておくことにした。そして、目前の試合にとらわれない練習を始めたのだ。たとえば、「規定演技」。昔の男子新体操を知っている人ならわかるらしいが、徒手の基本が網羅されており、かつ、余分な動きは少ないので、まさに「基礎力」が問われる演技だが、これを毎日やる期間をとった。私もこの「規定演技」をやっているところを見たことがあるが、このごまかしのきかない演技は、とてもハードそうだった。そして、当時の彼らには、この「規定演技」を最後まで通すことが難しいほどだった。しかし、この練習に取り組んでいる彼らの姿には、強い意思が見えた。それは、「次の試合でどうやったら勝てるか」というような短絡的なものではなく、「もっとうまくなりたい」「もっと強くなりたい」という真摯な思いだったように思う。ところが、インカレ前の国士舘は、選手にアクシデントが続いた。次々と故障者が出て、とうとう6人で団体を組むことさえ難しくなった。けがをしている誰かが無理して出ることはできなくもなかったかもしれないが、このときの国士舘はそれをしなかった。5人団体になって、インカレで最下位になったとしても、そこをステップにして着実にあがっていける、その道を選んだのだ。全日本インカレでの国士舘の演技は悪くなかった。ミスもなく、5人とはいえ、同調性もあり、一人一人の動きが洗練されていた。とくに感じたのは、指先や腕のラインの美しさ。そろい方だった。5人編成ではあっても、胸にしみるもののあるよい演技だった。あの演技は、たしかに彼らの「次へのステップ」になった。9月になり、国士舘大学のアリーナには、国士舘OBであり、強豪・神埼清明高校を何度も優勝に導いた名将・中山智浩の姿があった。休みを利用して、母校である国士舘の団体の指導に来たのだった。中山が、わざわざ上京してきてくれたことを、小川は「感謝しかないです。自分たちのことを気にかけてもらっているということが本当にうれしい」と言った。そして、そんな中山の気持ちに、全日本では絶対に応えたい、とも言った。この9月の時点で、国士舘のジャパン用の曲はすでに仮曲ができていた。そう、あの「荒城の月」だ。初めてこの曲を聴いたときには、少し驚いた。なじみのある曲を使うことは悪くない作戦だとは思ったが、いくらなんでも古くさくないか?おまけにこれでは出だしのテンポが遅く、演技冒頭が緩慢な印象になりかねない。そんな危惧もあった。しかし、11月になり、試技会などで国士舘に顔を出したときに、団体の練習を見ると、かなりいい仕上がりになっていた。悪くすれば緩慢になるのでは?と思っていたスローパートでは、春先とは見違えるように美しく、大きく、深くなった彼らの動きが、映えた。「荒城の月」の物哀しい旋律にのせて、彼らが両腕を宙に向けて伸ばしたときに、「失ってしまったもの」を取り戻したいと願う思いが、すっと伝わってきた。彼らは、失われた国士舘の栄光や、自分たちの自信、そんなものを取り戻すために、ここまでやってきたのだ、と。そう思えた。ところが。その直後、全日本を2週間後に控えて、小川が足首を痛めてしまう。最悪、出場できなくなるかも、という程度の怪我だった。自分の体のため、チームのためを考えれば、出ないという選択も考えなければならない状況になった小川だが、怪我の具合が「やればできる程度」だったことで、これは「神様がやれと言っている」と思ったという。試合直前のこのアクシデントで不安がなかったといえばうそになるだろうが、全日本前週の多摩祭での演技には、小川の姿があった。そして、4年生の2人、小川、池上がそろったメンバーでの多摩祭の演技は、すばらしかった。翌週の全日本選手権での演技も、しっかりと彼らの思いが伝わるものになった。結果は、3位だったが、成し遂げられたものはたしかにある。彼らが、代々木で見せたのはそんな演技だった。演技が終わったとき、彼らは笑顔だった。ガッツポーズも出た。まだまだ道は半ばかもしれないが、着実に前進できた1年だった。それは、自分にとっての最後の1年を、「次につながる年にする」としたキャプテン・小川の決断があったからこそ、だ。2年前の全日本選手権。団体決勝の国士舘の演技の最中に、腕を亜脱臼。演技を続けることができず、途中退場した選手が、この小川悟だ。あのときは、「本当に消えてしまいたい」と思ったという小川。取り返しのつかないことをしてしまった。4年生に申し訳ない。国士舘の歴史に傷をつけた。もう戻れない。そんなことを考えた。それでも結局、やめなかった。やめられなかった。それは、「仲間に恵まれていたから」だと小川は言う。先輩たち、後輩たち、そしてなによりも同期の仲間たちがいてくれたから、あの危機を乗り越えて、彼は、最後の年にキャプテンを務め、確実に来年以降につながるチームつくりをしてきた。その集大成が、あの全日本での演技だ。
2011年全日本の悲劇のあと、小川がチームに戻ったのは、「取り返しのつかないことをしてしまったからこそ、なにか国士舘の力になりたい」と思ったからだった。その願いはかなった。あの日からの2年間、彼は、十分、国士舘の力になり、支えてきた。大丈夫。あとは、後輩たちが繋いでくれる。そして、いつか。おそらく遠くないうちに。国士舘は、栄光を取り戻す。 <撮影:清水綾子>※ジムラブに「2013全日本選手権/ジュニア旋風」をアップしました。
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/08/2013-125/※ジムラブのギャラリーに「臼井優華(中京大学)」をアップしました。
http://gymlove.net/rgl/topics/gallery/2013/12/08/2013-134/※ジムラブのギャラリーに「2013東京国体少年女子決勝 チーム東京」をアップしました。
http://gymlove.net/gl/topics/gallery/2013/12/08/2013team-7/
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ご協力お願い
ご協力お願いさて、いよいよ12月も3分の1が過ぎようとしています。ということは・・・長野カップまであとちょうど1か月!!!明日から、長野カップに向けての事前記事もスタートしていく予定です。
2013年も残り20日ほどとなりましたが、今年は、ジムラブが本格稼動したため、かなりハードな1年でした。あちらは、私一人でやっているわけではないですが、それでも・・・このブログだけをやっているのに比べると、倍は時間も労力もかかるようになりました。ただ、そうやって地道にコツコツと積み上げてきたおかげで、昨今はジムラブのPVもこの新体操研究所と同じくらいかときには超えるようになってきました。いつもご愛読いただいているみなさまのおかげと心から感謝しております。「見ている人が大勢いること」「継続して活動していること」体操・新体操のメディアとして確立していくために必要なのは、この2つだと私は思っています。そして、この部分においては、すこし自信もっていいのかな、とやっと思うようになってきました。私の夢は、「体操・新体操の情報発信が(体操協会だけではなく、いろいろなメディアで)当たり前のようにされること」です。思えば、その夢に突き動かされて、10年間、少しずつ少しずつ前進してこれたように思います。自分ももういい年齢なので、こうして活動できる時間はあとどのくらい残っているのだろう? などと考えたりもします。でも、それを考え始めると、だからこそ、今! やれるだけのことはやっておきたいと思うのです。今年の残り20日。そして、2014年も!まだまだ頑張ります! この新体操研究所も。ジムラブも。
1年365日のうち、350日くらいは体操や新体操の情報がネットから飛び込んでくる、この生活をなくしたくないな、と思ってくださる方は、ぜひぜひ以下の「ジムラブfacebookページ」で、いいね! をクリックしてください。現在、600を超えるいいね!をいただいていますが、年内1000突破を目指しています。今後、協賛などをお願いする活動をしていくうえで、1000超のいいね! は非常に有効な数字となります。ぜひ、ご協力のほど、お願いいたします。●ジムラブfacebookページは、こちら↓ 更新情報など随時アップしていますので、ぜひチェックしてください。
https://www.facebook.com/#!/gymlove.net※ジムラブに、「全日本新体操選手権大会/木村功(清風RG)」をアップしました。なんとっ! いつも写真を提供してくれる清水綾子さんがライターデビュー!!! 写真もすばらしいですが、文章もなかなかです。http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/09/2013-135/
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2014テレビ信州杯事前企画① RGひろさきジュニア
2014テレビ信州杯事前企画① RGひろさきジュニアさあ! いよいよテレビ信州杯=長野カップまで、1ヵ月をきりました!今年も、たくさんの出場者が、真冬の長野に集まります。ここからの1ヵ月、テレビ信州杯ゆかりのチーム、選手などを紹介していきたいと思います。**********************************「テレビ信州杯事前企画」のトップバッターは、このチームにしたいと思っていた。青森県弘前市で活動している「ひろさきジュニア」だ。長野カップで「男子キッズ選手権」がスタートして以来、毎年、たくさんの選手たちが、楽しいキッズ演技を披露してくれているあのチームだ。今でも覚えているが、「男子キッズ選手権」の第1回最初の演技者が、ひろさきジュニアの選手だった。マイケル・ジャクソンの「スリラー」にのせたエンターテイメント性抜群の演技で、「男子キッズ選手権」に勢いをつけてくれたことを、今でも、鮮明に思い出せる。第2回では、やはりひろさきジュニアの選手が演じた「アルプスの少女ハイジ」が女子側観客からも大人気だった。このチームの選手たちは、本当に楽しそうに新体操をやっている。だから、見ているほうも楽しめる、笑顔になる。長野カップで見かけるようになってから、ずっとこのチームのことが気になっていた。一度、練習風景を見てみたいな、と思っていた。で。行ってきた! ええ、弘前まで。
11月の社会人大会で山形まで行ったので、ついでに(!)弘前まで足を延ばしてみた。ええ、同じ東北ですから。ひろさきジュニアは、弘前実業高校で、実業の高校生たちと一緒に練習していた。そして、やっぱり、予想とおり。元気いっぱいの練習ぶりだった。練習は、タンブリングボードを敷くところから始まった。青森山田高校が、ボードを新調したときに、お古を譲ってもらったという由緒あるタンブリングボードを、高校生とジュニアの子どもたちもいっしょになって、敷く。そして、高校生の中に入って、ジュニアたちもどんどんタンブリング練習をしていた。キッズ選手権では、ユニークな振付だけでなく、身体能力の高さも目についていた彼らだが、この練習ぶりを見ていれば合点がいく。高校生と一緒に、ものおじすることなく、どんどん練習していくジュニアたち。それも、どこまでも楽しそうだ。彼らは、体育館で、仲間やおにいさんたちと一緒に飛び回るのが大好きなんだろう。その延長線上に「新体操」がある。そんな楽しい練習の雰囲気は、監督である齊藤比呂之のキャラクターに負う部分が大きいのだな、ということは見ていればわかる。齊藤は、高校生も含むみんなのお父さんのようだ。明るく、あったかく、面白くて、ときに厳しい。彼らが、思い切りよく練習できるのは、この齊藤の目がしっかり届いており、じつにこまめに動き、子どもたちをサポートしているからだ。うまくできれば、大きな声でほめ、失敗しても笑いとばす。ここでなら、子どもたちは「萎縮する」ことはないだろう。キッズ選手権で楽しい演技を見せてくれた子ども達には、すでに中学生になっている子も多く、残念ながらもう彼らのキッズ演技を見る機会はなさそうだ。しかし、手具をもって踊る姿を見ても、キッズ演技同様、彼らの個性が色濃く出た演技をしていた。中でも、「ハイジ」で会場を沸かせた小野竜之介は、手具操作も巧みで、かなり巧い。キッズ演技で見せたコミカルさは影をひそめていたが、十分魅力的で、力のある選手、に見えた。今年の全日本ジュニアを見ても、キューブ、華舞翔、滝沢南、ゆざ、さらに福島、青森と東北は新体操の激戦区だ。この中を勝ち抜いて全国に駒を進めるのは容易なことではないだろうが、小野をはじめ、このひろさきの元気なジュニアたちにも十分可能性はあるように思えた。彼らの練習の締めは、「倒立競争」だった。それも普通に「誰が一番長く止まっていられるか」を競うのではない。知る人ぞ知る「倒立の名手」である齊藤監督 vs 子どもたちのリレーなのだ。子どもたちは、1人が倒立して倒れたら、次の子が倒立。という方法で全員リレーをする。対する齊藤監督は、その間ずっと一人で倒立を続けるのだ。子どもたちの中には、中学生もいて、かなり長い時間止まっていられる子もいる。これはいくらなんでもハンデがきつすぎるだろう? と思ったが、なんのことはない。子どもたちの懸命なリレーが終わっても、齊藤監督はまだ楽々と倒立を続けていた。子どもたちは、悔しまぎれに、監督の周りで跳んだり、はねたり。なんとか倒そうとするが、倒れない。いつも楽しく、おもしろい齊藤監督だが、「やっぱりすごい!」というところをしっかり見せつけて練習が終わった。「いや~、倒立は私、得意なんですよ」と、齊藤監督は胸を張ってみせた。本当に、ここはいいチームだ。昨今、「青森=男子新体操の聖地」などと言われているが、その「青森の新体操」は、なにも全国レベルで活躍している青森大学や青森山田高校だけでなく、こういった地域に根付いた活動を地道に続けている指導者やチームに支えられているのだ、ということを感じた。
2014年の男子キッズ選手権へは、例年よりはやや少ない人数での参加のようだが、彼らの元気いっぱいの演技を、またホワイトリングで見られるかと思うと、楽しみでたまらない。※ジムラブに「遠藤由華(日本女子体育大学)インタビュー」をアップしました。http://gymlove.net/rgl/topics/interview/2013/12/11/post-63/
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