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Channel: 体操
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テレビ信州杯レポート① アジアジュニア日本代表選手壮行会

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テレビ信州杯レポート① アジアジュニア日本代表選手壮行会今回のテレビ信州杯におけるひとつの目玉が、2月21~24日にクアラルンプール(マレーシア)で開催される「アジアジュニア新体操選手権大会」に出場する日本代表選手4人だった。間近に迫ったアジアジュニア選手権に向けて、少しでも多くの実戦を経験するために、4人ともが4種目すべてに出場。エキシビションではなく、しっかり採点もされ、本番さながらの熱の入った演技を見せた。アジアジュニア選手権の出場選手は、昨年の全日本ジュニアの成績によって選抜されているが、出場資格が1999年生まれと、非常に限定されているため、全日本ジュニア1~4位というわけではない。全日本ジュニアの成績は、鈴木が4位(4種目合計点51.150)、植松が5位(49.850)、立澤が6位(49.300)、五十嵐が7位(48.750)だった。しかし、「立場が人を作る」そのものに、「日本代表」という自覚からか、全日本ジュニアからの2か月半での4人の成長ぶりには目を見張るものがあった。ミスの出てしまった種目もあるが、非常に落ち着いて、また堂々とした演技が多く、観客に訴えかけるエネルギーも数倍に増しているように感じた。今回の4種目合計では1位の鈴木は、ほんの少し前まで、華奢で小柄でいかにもジュニアらしい可憐なイメージの選手だったが、身長も伸びて貫録さえ感じられるようになった。演技も、以前は必死さや一生懸命さが前面に出ていたが、今はダイナミックさ、勢いのよさで、見るものを惹きつける。ミスもかなり減ってきて、少しの狂いでもリカバリーできる熟練度が増してきた。その結果、今大会ではリボン以外の3種目は13点台にのった。●鈴木歩佳(NPOぎふ新体操クラブ)53.100立澤も、全日本ジュニアの時点では、不安定さも見える演技でかなりひやひやさせられたが、この2か月半での伸びは、すさまじいものだ。所属するイオンでは、昨年は河崎羽珠愛が驚異の伸びを見せたが、立澤もそういう時期にさしかかっているのかもしれない。演技に安定感が出てきたため、難度も大きく、はっきり見えるようになり、脚のラインやつま先の美しさ、かかとの高さなど、持ち味を十分に発揮できるようになってきている。●立澤孝菜(イオン)51.650植松と五十嵐は、今大会ミスのあった種目が11点台に沈んでしまったが、2人ともフープでは13点台をマーク。実施がともなった場合に出せる得点は、確実に上がっていることを示した。植松のもつ研ぎ澄まされた美しさ、五十嵐のダイナミックな踊りっぷり。いずれもアジアジュニアという大舞台で、よいパフォーマンスができれば高い評価を得られる可能性は十分にある、と思わせる演技だった。●植松桃加(エンジェルRGカガワ日中)49.900●五十嵐遥菜(NOVA新体操クラブ)49.1502日目の競技終了後には、4選手の「壮行会」が行われた。フロア中央に、選手が並び紹介されただけでなく、進行の橋爪みすず先生の音頭で、「がんばれ、あゆか! がんばれ、たかな! がんばれ、もか! がんばれ、はるな!」と、会場全体が一体になってのガンバコール。壮行会と言っても、選手紹介と花束贈呈、挨拶、というパターンがほとんどなので、こんなに会場全体で応援しようという空気のあるものは初めてだった。これは、おそらく選手たちに大きな力になるだろう。テレビ信州杯には、小さな子ども達もたくさん出場している。男子もいる。そのみんなが、心と声をひとつにしておくった「がんばれ!」というエールは、アジアジュニアという大舞台に立つ選手たちの背中をきっと押してくれる。エールは何回も繰り返された。がんばれ、あゆか!がんばれ、たかな!がんばれ、もか!がんばれ、はるな!そして、最後にみんなで声をそろえて言った。がんばれ、ニッポン!テレビ信州杯ならでは、長野県ならではのあたたかみあふれる壮行会だった。                                           <撮影:清水綾子>※ジムラブに、「テレビ信州杯 吉村翔太(科学技術高校)」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/report/2014/01/15/post-71/ジムラブに、「テレビ信州杯女子団体優勝チーム」をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/report/2014/01/16/post-72/

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