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Channel: 体操
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2013クラブ団体選手権 「印象に残った演技」②

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2013クラブ団体選手権 「印象に残った演技」②●東京ジュニア新体操クラブ(東京都)とても投げが高くて、フロアを隅々まで使う大きな交換は、「大学生か?」と思うほどのインパクトがあった。また、ひとつひとつの動きがていねいで、難度の終末などがきちんとしていて、同調性も高く、見ていて気持ちのいい演技だった。昨年は、この大会のジュニアの部で優勝したクラブだが、今年は、昨年とはメンバー総入れ替えでの挑戦だった。連覇こそはならなかったが、メンバーは変わっても団体らしい一体感のある演技は好印象だった。●千葉RG(千葉県)今年の1月に長野カップで見たときから、印象に残っていた作品だ。使用曲「オペラ座の怪人」は、曲自体がドラマチックなため、盛り上がりやすい曲である半面、ジュニアではどうしても曲負けしてしまうきらいがあるが、このチームは、十分に曲を生かした演技ができていたと思う。とくに中盤で曲調が変わるあたりは、ぞくっとするほどかっこよかった。ポイントは動きのメリハリ、表情など。選手達の強い視線がとてもよかった。●山形RG(山形県)とにかく美しい演技だった。ブルーのレオタードがよく似合う体の線も美しい選手達で、難度も山形らしいきっちりとした形で実施されており、手具操作もスムーズで美しかった。曲とレオタード、動きのイメージに統一感があり、作品としてのまとまりのよさが感じられた。●沼津香陵新体操クラブ(静岡県)落下や場外があり、得点はあまり伸びなかったが、このチームの演技は見始めてわずかで「どこか違う」と感じさせるものがあった。今年は、どのチームも踊り的な動きが増えており、楽しい作品が多かったが、その「踊り的な動き」の巧拙にはまだ差があった。やっと取り組み始めたというぎこちなさのあるチームも少なくなかったが、このチームの踊りっぷりのよさには感心した。とくに特徴的な振りがあったわけでもないのだが、すべての動きで、背中や腕が巧みに使われており、顔のつけ方も洗練されていた。ミスがなければ、もっと高得点を狙えたのではないか。おそらく、新ルール導入以前から、ダンスかバレエなど、踊りの要素のトレーニングをしっかり積んできたのではないか、と感じさせる演技だった。次に演技を見る機会が楽しみなチームだ。

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