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Channel: 体操
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次々に現れる試練を乗り越え、5人の勇者は頂上に至る

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リオデジャネイロ・オリンピック 男子体操・団体総合が終了しました。終わってみれば日本の圧勝でしたね。今、思えば、やはり予選は抽選が悪すぎたということのようです。「金メダルに至る道は甘くない」と天が与えた試練だったんでしょう。予選の結果が悪かったことで、鉄棒最後の演技者・内村航平の演技を固唾を呑んで見守り、伸身の新月面の着地がビタッ!と止まった瞬間歓喜するという日本チームのみんなが思い描いていたシナリオはなくなり、NHKのアナウンサーは「栄光の架け橋」超えを狙って準備していたセリフをお蔵入りさせることになってしまいました。残念でした…と、そんなことが言えるのも、優勝したからこそです。みなさん、ホント~っに、おめでとうございます。全体の最初の演技者・内村選手が鞍馬をビシッと通した時は鳥肌が立ってブルっと身体が震えました。つり輪では、鞍馬の失敗を挽回しょうと山室選手が渾身の演技を見せ、着地をバシッとキメてくれました。跳馬の白井選手の着地は、思わず「おぉ、すげぇ」と溜息が出ました。ぼっと止まったんじゃなく、止めに行って止めてるところが、同じ技をやる他の選手とは違うところですね。田中選手の平行棒、鉄棒。みんな祈るような思いで見つめたんじゃないでしょうか。他の選手たちは演技の間中、声をかけて励ましていました。そして、素晴らしい演技!この時点で泣けてきそうでした。平行棒、鉄棒、床で、加藤選手がフィニッシュの後にホッとしたように微笑んでいたのが印象的でした。「加藤なら大丈夫」という期待に応えられたうれしさなのかな?そして、床の内村選手の最後の演技。もうヘトヘトでしたね。シナリオ通りではなかったけど、精も根も尽き果てて手にしたものが、永年夢に見た金メダル。ホント良かったですね。余談ですが…試合開始の時はまばらな観客席が、終了する頃には満員。みんなどんだけ時間にルーズなんだい? のんびりしてるのか? 試合はやっぱり最初から見ようよ。途中から来て、よくもあんだけ盛り上がれるもんだ。当然、日本の応援団は試合開始前から陣取ってましたけどね。日本ではそれが普通。ブラジルでは普通じゃないみたい。

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