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リオデジャネイロ・オリンピック 体操女子の予選、日本は7位で通過しました。日本チームは、今までの女子体操チームにはなかったような陽気な雰囲気と、集中と弛緩のメリハリがあって、とても良いチームだと思います。寺本選手はチームの重し的な貫禄があります。まだ二十歳なんですけどね。みんなが陽気にできるのも、きっと要がしっかりしているからなんでしょう。村上選手は、さすがに少し絞れましたね。でも、存在感はそのまま。最後まで力強くグイグイ引っ張っていってくれることでしょう。内田選手の段違い平行棒、平均台の演技は素晴らしかった。鳥肌が立ちましたよ。自分でいい演技をして、他人事のように喜ぶ姿が、なんともいいですね。宮川選手の跳馬と床も圧巻でしたね。ただ、やはり春のケガが影響しているのか、抑えが効かない感じがしました。宮川選手にとっては悔しい出来だったと思いますが、大ブレークは東京まで取っておきましょう。杉原選手、床のスタートの時のやんちゃな顔が、そのままチーム全体に明るいパワーを与えているように見えます。日本チームの“センター”として、東京までずっと輝き続けて欲しいです。さて、団体決勝。1位のアメリカはずば抜けていますが、2位中国と8位オランダの点差は約3.3点。その間に7チームがいるわけですから、決勝での2位以下の結果はまったく分かりません。日本史上最高の銀メダルだって夢じゃありませんよ。とはいうものの、順位とか点数だとかを目標として意識し過ぎるとろくなことはないので、自分たちの最高の演技を、最高の笑顔でキメることに集中して欲しいと思います。結果は二の次。自分の力を出し切って、キラッキラの笑顔でカメラに手を振ってくれることを期待します。</div>
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