高校総体体操競技で白井選手が床で16.700というたまげた得点を出しながら総合2位。もちろん2位でもダメな訳ではありませんが、あん馬14位、吊り輪10位が響きました。個人総合は市立船橋のエース谷川選手が鉄棒3位で以外の種目全て2位で、白井選手に0.850の差をつけて見事優勝を飾りました。オリンピックや世界選手権の体操競技はまず団体戦を取る事が大きな目標になっていて、得点加算の仕組みから各種目で高得点が期待できるスペシャリストの存在意義が大きくなっています。さしずめ白井選手は床、跳馬では欠かせない選手という事になりますね。しかしスペシャリストはもちろん大切で重要な選手ですが、やはりエースと呼ばれる選手はオールラウンダーという事になるでしょう。そういう意味で、改めて内村選手の偉大さがわかります。ロンドン五輪で28年ぶりの個人総合金メダル。世界選手権個人総合では前人未到の4連覇。種目別でも多くのメダルを獲得。団体戦の大エース、世界の内村です。現在25歳なので次のリオ五輪でもエースの座は揺るぎありません。もちろん白井選手もまだ18歳。個人総合優勝の谷川と共に、リオのみならず東京のエースとして成長していく事でしょう。体操ニッポンは盤石ですね。
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