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Channel: 体操
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東日本インカレ1日目

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東日本インカレ1日目女子は、山口選手の1種目目ボールに少しミスがあり、2種目を気持ちのこもったノーミス演技でまとめた三上選手と同点1位という結果になった。数年前は、ほぼ山口選手が上だったように思うが、今回のように少しでもミスがあれば並ばれる、抜かれかねないという状況は、選手にとっては大変だが全体が向上していることの現れだろうと思う。山口選手も、2種目目のフープでは、これまでにないような「これが自分!」という強い意思の見える演技を見せた。こういう演技を見ると、厳しい状況、厳しい競争が、選手を強くする。それは本当なんだな、と思う。三上選手もしかり。毎回のコントロールシリーズでは、自分の壁を思い知らされることも多いのではないかと思う。気持ちが折れてしまうこともあるのではないか、と思う。それでも、何回も立ち直って、試合では自信満々に見える演技をする。その強さには感服するしかない。そして、3位に入った成松選手。今の彼女の演技は、見るものの心をおおいに動かすに違いない。高校から大学にかけて、スランプのような時期もあったが、昨年から見違えるように変わってきた。今年はその変化が顕著になり、4種目すべてが、大人になった成松エリナを体現している。今の彼女の演技を見ていると、人はいつからでも変わるれるのだな、そして、自分の良さは取り戻せるのだな、と思う。今回は、フープの序盤でミスがあったが、それを引きずることなく、演じきった。そして、2種目目のボールは、素晴らしい演技だった。成松史上最高かも、と思うほどの魂のこもった演技を見せてくれてことに、感謝したいほどだった。表現力、芸樹性が求められるようになって2シーズン目。女子の新体操は着実に進化してきている。一方、男子は、ミスの多い試合だった。結果、ミスなく美しく2種目をまとめた永井選手が初日首位となった。 2位には、今回は珍しく2種目ともミスのあった斉藤剛大選手。斉藤選手がスティックを落とした瞬間、会場中が息をのんだ。誰もが、「まさか!」と思ったのだ。ミスひとつで、あそこまで周りを驚かせる、そのことがある意味すごい。

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