2014テレビ信州杯事前企画④ アジアジュニア日本代表選手
12月25日に行われた「アジアジュニア選手権日本代表団体チーム選考会」では、日本女子体育大学系クラブチームの合同チーム「ESPERANZA」が見事1位となった。そして、この日、同時に行われた個人選手のコントロールでは、全日本選手権で選出されたアジアジュニア代表選手(該当年齢の選手の中での上位4人)が、4種目の演技を行った。アジアジュニア選手権が、2014年2月開催で準備期間があまりないため、少しでも多く実戦に近い感覚での演技の機会を設けるための試みだったようだが、なんと、この代表選手たち、年明け早々には、テレビ信州杯にも出場する。それも、フープ、ボール、クラブ、リボンの4種目すべてに出場とするというから、おおいに楽しみにしておいてほしい。ここで、アジアジュニア日本代表選手4名を紹介しておこう。●立澤孝菜(イオン)
2013年全日本選手権個人総合16位。この写真でもわかるように、とにかくかかとが高く、線の美しさでは目を引く選手だった。長野県出身で、現在は、日本のトップチーム・イオンで活躍中。今シーズン後半になって、ブレイクした選手だ。全日本ジュニアでは、やや不安定さの見える演技だったが、全日本では大学生、社会人など有力選手がひしめくなかで、かえってのびのびと演技できていたように思う。とくに、ボールでは、13.500の高得点をマークし、潜在能力の高さを示した。
12月25日のコントロールでも、代表選手4人の中ではトップの成績をおさめ、成長著しい。地元長野で行われるテレビ信州杯に対しては、思いもひとしおだと思われ、素晴らしい演技を期待できそうだ。●鈴木歩佳(NPOぎふ新体操クラブ)
2013年全日本選手権個人総合17位。全日本選手権では、クラブで5位となり、種目別決勝にも進出。決勝でも会心の演技で、13.700の4位。身体能力の高さには、小学生のころから定評があったが、ぽかんと大きなミスをしたり、1つのミスから崩れていくような演技になってしまうこともある選手だったが、このところ安定感をぐっと増してきた。常に高い位置でかかとをキープできる選手で、それだけに演技が軽やかで、ジュニアならではのキュートさが魅力の選手だ。●五十嵐遥菜(NOVA新体操クラブ)
2013年全日本選手権個人総合22位。現役選手や指導者の中にもファンの多い個性的な選手だ。この選手の魅力はなんと言っても、その「踊り心」。さらには、動きの伸びやかさ、手具操作の思い切りのよさ、そして、独自の世界観を伝える力など、惹きつけるものをたくさんもっている。とくに、クラブとリボンは、すばらしいプログラムなので、テレビ信州杯では、ぜひよいパフォーマンスを見せてほしいと思う。●植松桃加(エンジェルRGカガワ日中)
2013年全日本選手権個人総合27位。チャイルド選手権で入賞したときには、その圧倒的な美しさで観客を魅了した。現在も、手具のミスが出てしまうこともあるが、バレエを彷彿とさせる動きの美しさは健在だ。 <撮影:榊原嘉徳 / 清水綾子>※ジムラブに、「アジアジュニア選手権日本代表団体チーム選考会」をアップしました。
http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/12/26/post-64/
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