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2013全日本ジュニアレポート⑤ 神埼ジュニア&上江中学校

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2013全日本ジュニアレポート⑤ 神埼ジュニア&上江中学校先日の全日本ジュニアで、九州勢は、団体競技でも健闘を見せた。◎神埼ジュニア新体操クラブ8位の神埼ジュニアは、小学生1人、中1が4人、中2が1人という若いチームだが、昨年からぐんと成長の見える演技だった。神埼ジュニアの練習は、通常時は月木土の週3日。 18時30分から20時という決して長い時間の練習ではない。もちろん、試合を控えた時期にはもっと長くなり、回数も増えたりするそうだが、それにしても、決して「練習漬け」ではないようだ。それなのに、彼らの演技には、まさに「神埼清明顔負け」の迫力がある。技術的にもかなり高いレベルにあるし、基本に忠実な徒手には、小さな体ながらもしっかりと「重み」がある。その強さの秘密を野口監督は、「4年生くらいから始めてるから、案外長くやっている子が多い。」と言う。さらに、「練習時間以外でも、神埼清明の体育館にあるトランポリンでずっと遊んでる。彼らにとっては遊びだが、その中で得ているものも大きい。」のだとか。とにかく楽しく、元気いっぱいにやってきた子達だけに、「きかん!」と監督は苦笑いするが、そうやってのびのび育ってきた選手たちならではのパワーも彼らからは感じられる。「たしかに、本番には強か。」と監督も舌を巻く。近い将来、神埼清明高校を、彼らが支える日が来るとしたら…。かなり期待していいのではないだろうか。◎えびの市立上江中学校倒立で2人の選手が動いたこともあり、実施の得点が下がってしまい、神埼に次いでの9位となった上江中学だが、演技から受ける印象は、ジュニアとしてはかなり「やるなあ」というものだった。得点を検証してみると、構成は9.050と9点にのっており、神埼ジュニアの8.900を上回っていた。やはり実施でのミスが惜しかったということだろう。なにしろ、上江中の演技は、今年の高校選抜で優勝したときの小林秀峰高校のものをアレンジした構成だった。もちろん、小林秀峰とまったく同じにできるわけではないが、あの作品のもつ重厚さは、中学生ながらよく醸し出せていたように思う。見ているうちに、選抜であの演技を見たときの感動と興奮がよみがえってきてしまった。中学の部活らしく、細かい部分では、惜しいと思う面もなくはないが、彼らの多くが、この先、小林秀峰で新体操を続けていってくれるのなら、と考えると、中学生でここまで育っていれば十分だ、と思える。全日本ジュニアももちろん大きな目標ではあるだろうが、彼らが本当に目指しているのは、いや、目指すべきなのは、高校での頂点獲り!神埼ジュニアが神埼清明を支える日が来るのと同様に、彼らもまた小林秀峰を支え、そこでまた飛躍するのだろうから。佐賀、そして、宮崎。九州の男子新体操をリードする2県の将来は、きっと明るい! そう思わせてくれる頼もしいジュニア達だった。                                         <撮影:清水綾子>※ジムラブに、「全日本体操団体選手権 男子決勝①」がアップされています。新人ライター・umiさんの記事ですが、とても熱の伝わるいい記事です。 http://gymlove.net/gl/topics/report/2013/11/11/67-25/

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