8月9日の午前4時から、いよいよリオ五輪男子体操団体の決勝が行われる。とにかく、この男子体操団体だけは、絶対に日本に金メダルを取ってほしい。内村航平という偉大なる男。年齢だけを考えると、内村航平が次の東京五輪にも出場するのは難しいと思うので、このリオ五輪でなんとか取らせてあげたいのだ。日本は失敗しなければ、たぶん金メダルを取れるだろう。ただ、この「失敗しない」ということが、メチャクチャ難しいんだろうなあ……。一般人がよく経験する失敗しちゃいけない舞台というと、親戚や知り合いの結婚式で挨拶をするときだと思うのだが、仮にそのときの緊張度を1とすると、オリンピックの体操団体の決勝で演技をするときの緊張度ってどれくらいであろうか?個人的には、100くらいではないかと考えている。それほどの緊張度があるのだから、「失敗するな」って言うのがメチャクチャな話。自分がその立場にいたら、失神してるだろう。だから見てる側は彼らが失敗したとしても、まったく文句は言えないのだ。しかし、文句は言えないんだけど、それでもわたしは、その緊張度など無にし、スゴイものを披露する男たちを、見たくてしかたがないのである。個人的には、この男子体操団体さえ日本が金メダルを取ってくれれば、仮にそれ以降の競技で日本が金メダルを1個も取れなかったとしても、リオ五輪の結果には大満足できると思っているのだ。いや、もちろんホントにそうなっちゃったら、かなり悲しいのだが……。
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